エリナ「石油の仕事できっと忙しいのでしょう」

ジョセフ「ふーん・・・。ねえおばあちゃん」

エリナ「ん・・・」

ジョセフ「ほんとにさあ、スピードワゴンはおじいちゃんの親友だったの?ただそれだけ?ほんとに?」

エリナ「ただそれだけとはどういう事です?」

ジョセフ「だってさあ、あのじじいは生涯独身だよ。おばあちゃんもずっと未亡人・・・。
あのじいさん、取り上げられてた雑誌には生涯一人の人物しか心にいないって言ってたんだぜ?
ほんとにそれだけの仲・な・の・か・なあ〜?
と、思ったりしてェ!」


本台をいった俺は、エリナばあちゃんの後ろで防御態勢に履いてる晃に気づいて、「しまった」と思ったが、もう遅かった。


ジョセフ「ひっ」

エリナ「無礼者がッ!」
ジョセフ「あだッ!」
『Σ!!』


ジョセフ「わかった!あだッ!イデ!!わかったゆるして!もう言わないおばあちゃん!ゆるして!知ってるよォスピードワゴンの義理堅さは!」


ただ、なんか会いに来るときの顔が違うんだよねー、まるでその生涯の思い人に出会っているかのような嬉しくも恥ずかしそうな顔。

エリナばあちゃんじゃねぇとなると、誰なんだ?

今も一人身ってところを見ると、片想いか、両想いとしても昔におっ死んじゃってるッて可能性もあっから、あんまり突き回せねぇしなぁ。


ジョセフ「(まさか・・・な)」

『・・・ジョセ兄さん?』

ジョセフ「いやいや?まさかな、そんな、歳の差とか言うレベルじゃねぇし犯罪だぜ」

『え?』

ジョセフ「こっちの話しー」


それに、スピードワゴンは俺の記憶が正しけりゃ晃が目覚めるずっと前からそんな感じだ。
だとすると年月の計算が違ってくる。
しかし、必ず何か関係はあるはずだ、晃に・・・

晃の過去に・・・


ジョセフ「(やっぱ、昔の思い人ですでに亡くなっていて、晃に似ているってのが最有力か・・・)」


単純に過去が知りたいわけじゃねぇ、そこから来る晃の悲しげな表情の理由が少しでも分かるのなら、わかってやれるのなら、俺は・・・。

だがいつか必ず、妹のことをちゃんと全部理解できる兄になる。




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