覚悟
スト「お久しぶりです、スピードワゴンさん。アメリカに渡り、石油で成功なされたとか」
SW「いや大したことは・・・ストレイツォさん、それにしてもあいかわらず若々しい。
前にあったのは晃さんの検診の時、もう10年も昔のことですか、とても同い年とは思えませんな。
「波紋法」は生命のエネルギー、いや羨ましいです。
それでは出発しましょうか・・・」
ストレイツォさんは老師トンペティの後継者となり、今も波紋の修行と若者の育成をされておられる。
かくいう私は、目覚めなかった晃さんを助ける手がかりを探すべく世界を回って行くうちにいつのまにか石油王となっていた。
その金で、ジョースターさんとツェペリさんの遺志を継ぐべく財団を結成した。
晃さんとエリナさんの力になれればとそばに居させてもらいながら、ジョセフの成長を見守りながら、しかし三人にはこの件について知られないように最善を尽くしながら研究と調査を進めていった。
そして、私はこれからメキシコに「あるもの」を見に行く。
それは、私が設立した財団が派遣した遺跡発掘隊によって発見されたあるもの!
未だ世間には公表されていない。私達しか知らないあるものを!
スト「ミイラかッ!」
SW「このミイラが当時のどういう人物の遺体なのかは未だ調査中です。
それよりもここを見てくだされ・・・顔の横に掘られているものを・・・」
スト「石仮面!この遺跡に石仮面のなごりがッ!」
SW「いったい何者なのか!?石仮面を作った古代人の正体は!?
そして、更にじゃ・・・ストレイツォさん、これから貴方がこの遺跡の奥で目撃するものは・・・」
スト「この遺跡の奥に更に何かあると?」
SW「ええ・・・それを知るものはこの遺跡を発見した彼ら二人と私だけです!
とても世間に公表できるものではありませんのじゃ・・・。
それを見た瞬間、貴方の背筋にはたぶん・・・いや、絶対に身の毛のよだつような恐怖の疼きを味わうことでしょう・・・。
50年前、ディオとの戦いで体験したあのドス黒い気分以上の疼きを!」
スト「スピードワゴンさん・・・もったいぶった言い方は貴方らしくない。
早く案内してください・・・」
SW「貴方がたの心の準備の為です。
我々では手に負えんから貴方がたをお呼びしたのです「波紋法」の貴方がたを!
それでは奥へ進みましょう・・・」
これ以上、これ以上晃さんをこの戦いに巻き込んではいけない。
これ以上、彼をディオの面影に縛り付けてはいけないッ。
ここで俺がっ、終止符を打つんだ、晃さんが本当に心から安心できるようにっ!!