アクア団を追いかけていくと、何匹もの野生のポケモンが倒れていた。

カグ「何なんだこれは・・・。あのアクア団ってやつがやったようには見えないな」

キョウ「ワォ、すごい量だね」

セバ「体当たりの跡があります。一撃ですね・・・大きさからしてこのあたりのポケモンではポチエナ、いえエネコでしょう。これだけのポケモンを一撃で・・・命に別状は無いようですが、その犯人がどこから仕掛けてくるk」

???「あれ◇君、可愛いねV」

『えっ?君のほうが可愛いよ。エネコだね!名前は?』

セバスがふと名前のほうを見れば明らかに怪しいエネコとしゃがんで頭を撫でながら仲良くおしゃべりをしていた。

セバ「言ってるそばからあなたは・・・(フルフル・・)」

わかっているのかいないのか、恐ろしいほどの鋭さはあるがどこかぬけている名前。

ヒソカ「ん?ヒソカ◇クックック、そこの人たちと話してたみたいだからもしやとは思ったけど、本当に言葉がわかるんだねぇ◆急いでるみたいだけど、どうしたんだい?」

香織に擦り寄りながら聞いてくる。

『アクア団を追っかけてたんだけどこっちに来t カグ「おいっ!!」

このままではのほほんと会話が進みそうなのですかさずカグロが突っ込む。

キョウ「まず、回りを気にしてよ」

誰に言うわけでもなくキョウヤがつぶやく。

名前は静かに立ち上がり倒れているポケモンたちのほうを見る。

『これやったの君だよね』

ヒソカ「クックック・・・だとしたら?まぁここのポケモンたちじゃ物足りないし◆。君達、僕と殺りあわないかい?★」

ヒソカの殺気に一気に緊張した空気がはしり、三人は身構える。


『なら僕と旅しない?(ニコ)』

ヒソカ「・・・は?」

この場の空気に似合わない笑顔で言う名前に思わずずっこけそうになり、話の流れが変わりヒソカもカグロたちも驚いている。



『強い相手と戦いたいんでしょ?だったら一緒に行こうよ。ジムを回ってるからいろんな相手と戦えると思うよ』

それがいいよ、と笑いかけながら提案してくる名前にヒソカは少しとまどう。

カグ「ま、たしかにその力をこんなところで弱いやつ相手に使ってたら宝の持ち腐れだしな」

俺は姫さんに賛成だぜ?とほかの二人に問いかける。

キョウ「・・・僕、群れるのは嫌なんだけど。どうせ六人にはなるんだろうし、どうせなら強い人がいいから」

セバ「そうですね。戦力になりそうですし、なにより名前様がそうおっしゃられるのなら。ここにいては周りに迷惑な存在でしかありませんしね(にこ)」

カグ・キョウ「「黒っ」」

ヒソカ「・・・クッ、クククク◆。いいねぇ、気に入った、ついてくことにするよ◇ご主人様も可愛いしV」

スリスリ・・・チュッvV

名前の膝に擦り寄り手にキスをした。

「「「(怒り)」」」

『あはは///よろしくねヒソカ。それと・・・してからで悪いけど、僕は男だよ?』

ヒソカ「ん?知ってるよ?」

キョウ「狽ネっ!!」

カグ「知ってて・・・・アレかι」

『えっ///ヒソカは男の人にでもそういうことするの?』

ヒソカ「ん〜◇するといえばするけど・・・名前にだけ、かなV」

セバ「・・・やはり反対したほうがよろしかったでしょうか(^≡^)」

カグ「や・・その笑顔はやめてくださぁい」

ものすごい黒いオーラをまとっているセバスを抑えるカグロ。

『それじゃあアクア団のところに急ごう』

ヒソカ「そんなに急がなくても一本道だし先の洞窟は通行できないからすぐに追いつくよ◇」




―カナシダトンネルー

ヒソカ「ほら追いついた◇」

キョウ「逃げるんなら考えなよ」


キョウヤはあきれながら見ている。

カグ「そのおかげで走らずにはすんだけどな」

ここまでくる途中はヒソカを抱っこしたりキョウヤを抱っこしたりて楽しめたしね

そのときのカグロとセバスの顔は名前君は知りません((゜Д゜))ガタガタ

『あのこがピーコちゃん?』

カグ・キョウ「「この人はまた問題増やしてるしね」」

そう。さっき入り口にいたおじいさんのポケモンが盗まれ、

老人「あああ何と言う事だ!ピーコちゃんと散歩をしていたら、いきなりおかしな奴がやってきてわしのかわいいピーコちゃんが奪われてしまったのじゃ!うおー!ピーコちゃーん!」

とのことで、名前君がピーコちゃんを救出することに。
見捨てるなんて言葉は名前君にはあるのか?!

トンネルへ入るとアクア団が立ち止まっていた。

アクア団の下っ端に近づこうとすると

アクア「来るのか?来るなら来いよ!」

と、ピーコちゃんを盾にされる。
・・・・しかし、

『カグロ、僕が近づいて奴が変な動きを見せたらやってかまわないからピーコちゃんを助けて。キョウヤは出てきたポケモンに対応して』

カグ「OK、まかせとけ」

キョウ「今度は僕が戦うんだね」

ヒソカ「・・・意外と人には厳しいんだねぇ◆(いいねぇ◇かわいいだけじゃない・・・ってことか)」

冷静に判断をし、指示をする名前を見てヒソカは目を丸くする。

アクア「えーい くっそー!奪ったポケモンは何の役にも立たないし、いいところへ逃げ込めたと思ったのにこのトンネル行き止まりじゃねーか!やい!おまえ!俺と勝負するんだな!?」

アクア団の下っ端が勝負を仕掛けてきた。

『いけっキョウヤ!(カグロ今だ!)』

カグロはキョウヤがアクア団のポチエナと戦っているときに隙を突きピーコちゃんを救出した。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『もう大丈夫だよピーコちゃん』

ピー「うえぇん、うえぇん。こわっこわかたぁああ」


バトルはもちろんキョウヤが勝利した。

ヒソカ「(んー、あの子もおいしくなりそうだ◇)」

キョウ「Σうっι、なんか悪寒が」

アクア「む、むぐぐー!俺の悪事も行き止まりかっ!おかしいなあ・・・・リーダーの話では何かの荷物をデボンから盗んでくるっていう楽な仕事だったはずなのに・・・・。ちぇっ!こんなもん返してやらあ!」

無事デボンの荷物を取り返す事が出来ました。

ピカッ!

『あっ!』

光がおさまってくると、そこには綺麗な漆黒の毛並みのポケモンが。

キョウ「進化・・・した。」

キョウヤはグラエナに進化した!

少しビクビクしながら香織の反応を見る。(前回参照)

『・・・か・・こ・・いい・・・。すごいかっこいいよキョウヤ///!』

おめでとう!と喜ぶ名前はキョウヤの首に抱きついた。

キョウ「っ///」

赤面しうつむくキョウヤ。

可愛いじゃなくて良かったですね。(;_‘)



その後、老人が来て、取り返したピーコちゃんを抱きしめました。

老人「ピーコちゃん!無事でよかった!あんたはピーコちゃんの命の恩人じゃよ!わしはハギというのじゃが、君は?」

『恩人だなんてそんなι僕は名前といいます』

ハギ「そうか名前ちゃんというのか!本当にありがとうよ!これから先困った事があったら遠慮なくわしに言っとくれ!いつもはトウカの森の近くにある浜辺の小屋にいるからの!
さぁピーコちゃんわしらのお家に帰ろうな!」

そういって香織の手を握り上下にぶんぶんと振り、頭をなで、ピーコちゃんを連れ帰っていった。

『元気なおとしよりだなぁι』




おまけ
『・・・か・・いい・・・。すごいかっこいいよキョウヤ///!』
キョウ「っ///」
赤面しうつむくキョウヤ。

可愛いじゃなくて良かったですね。
カグ「くそ〜」
カグ・セバ「「(次の進化こそは!)」」」
と、心に決める二人でした。

ヒソカ「まぁどう頑張っても進化する姿は変わんないんだけどねぇ」


あとがき
ヒソカさんが仲間になりました。変態っぽいですが、ってか変態ですが(断言)常識はありますし分別もありますよ?・・・たぶん、少しは?
あんな行動も名前君だからですよ。・・・・・・たぶん←弱っ
主人公はポケモンや自分がいい人だと感じた人には優しいですが基本悪は許せませんし容赦はしません。ただ優しいだけではない主人公を目指します。

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