ココドラ〜孤独な力〜
ドゴォオオン・・・
おそらく岩盤か岩石か…爆発音と共に洞窟の中から何かが砕け散る音が聞こえた。
マサ「この音は・・・」
もしかしてと呟く。ジムに挑戦しようと出てきたがまた入り口に足を戻した。
『とりあえず行ってみようか』
音のした方へと駆け寄って行くと一匹のココドラがうずくまっていた。
マサ「ガアラ君!」
マサモリはそのココドラのもとへと寄って行き、意識を確認する。
どうやら気絶しているらしく返答はない。名前はそっとココドラを抱き上げ手当てを始めた。
セバ「爆発に…巻き込まれたんでしょうか」
カグ「いや、どうもそうじゃないらしいな」
マサ「……」
ヒソ「何か知ってるね◆」
『この子がやったんでしょ?』
マサ「!!」
どこか確信を持っているその言葉にマサモリは驚く。
マサ「よくわかったね・・・」
カグ「マジかよ」
マサ「この子の潜在能力能力は凄い。だからこそまだ幼いこの子は自分の力を制御仕切れていないんだ。
感情の突起で暴走する事も稀じゃない。そのため奥の個室にずっと閉じ込められていたんだ。
本当は周りのものが制御の仕方を教えてやれればいいんだがな。」
セバ「(力ゆえの迫害・・・)」
『よし、傷薬で間に合ったみたい』
ガア「・・・っつ。Σお前は」
『僕の仲間にならないか?』
目覚めたら見知らぬ人間に抱きかかえられ、さらに仲間にまで誘われて混乱する。
ガア「仲間?なぜ俺がお前の仲間などに『君が気に入った。仲間に欲しい』
・・・俺が・・・・・・欲しい
『君が気に入っちゃったんだ。一緒に来ないか?(ニコッ』
ガア「っ!///…気に入った?」
ガアラ予測していた言葉とは違う言葉に驚き今まで見ようともしなかった自分を抱いている人間の顔をみた。
華奢だが体つきから男だとはわかっていた、しかしこんなにも端正な顔だとは思っていなかったため一瞬反応が遅れてしまった。
そしてその少年から発せられた言葉にも。自分を必要とし好いているという今まで一度たりとも心から言われた事のない言葉。
マサ「俺もこの人について行くんだ。君はどうする?この狭い世界を抜け出すか外の世界を見に行くか、君の好きにすればいい」
ガア「マサモリさん・・・俺は・・・・・・・・・行きたい・・・!」
『〜〜!!やっったあー―ー!!』
名前は嬉しさのあまり両腕でガアラを抱き上げくるくると回り始めた。周りはそれを微笑ましく思いながら見守っている。
ガア「〜(グルグル)」
マサ「ハハι嬉しいのはわかったからそろそろ下ろしてあげたら?」
『Σあっιごめんガアラ!!』
ガア「いや・・・平気だ・・・」
そう言いながらもその場でフラフラしているガアラ。
ガシッ
カグ「大丈夫じゃねぇだろ(笑)俺はカグロよろしくな坊主」
そんなガアラを支え自己紹介を始めた。
セバ「私のことはセバスとお呼びください」
キョ「・・・キョウヤ」
ヒソ「ククク・・・君も美味しく実りs カグ・キョウ「「やめろ変態」」・・・僕はヒソカ◇よろしくね」
マサ「これからは仲間だガアラ」
ガア「仲間・・・」
「「「「「『よろしくガアラ!!』」」」」」
ガア「あぁ・・・よ・・・ろしく///」
ガアラは俯きながらも答えてくれた。
かわいい・・・
ヒソ「ククククv」
カグ「そこ!喜ぶな♯」
『???』
ガア「・・・」
ガアラは本能でコイツは危ないと感じ取った。
おまけ
カグ「コレで六匹か」
ガア「六匹?」
マサ「ポケモントレーナーが所有できるポケモンの一番バランスの良い人数なんだ」
ガア「?多いほうがいいだろ」
マサ「まぁ、極端に言えば100匹居ようと500言おうと構わないんだか、全てのポケモンに均等な愛情は注げれないし強くもならない。だから公式バトルで用いる六匹がベストといわれているんだ」
セバ「図鑑完成にはまだ程遠いですね」
ガア「図鑑?」
マサ「各地方の博士達が独自に開発したポケモン専用の図鑑。捕まえれば自動的に書き込まれていくタイプが一般的かな?」
カグ「…ガアラほんとに何も知らないんだな」
キョ「まぁこんな島の洞窟の中で生活してれば」
セバ「マサモリさんは物知りですね(図鑑の事まで知っているとは・・・)」
マサ「入り口付近までなら人の出入りはあるからね。少しは情報がはいってくるんだ。」
ヒソ「図鑑完成はジムリーダー制覇より難しいよ?」
『気に入ったポケモンしか仲間にする気ないしね。たしかに難しいかも。』
カグ「…今さらっと凄い事言わなかった?ι」
キョ「かなり捕まえるポケモンが少なくなるよね」
『でも何とかなるんじゃない?とりあえず次はジム戦だ』
ヒソ「この子結構マイペースだよね」
カグ「ジムせん?」
マサ「ジム戦っていうのは・・・・・・・
あとがき
ついにパーティがそろいました。(どんどんパフパフ♪☆彡)
最後の一匹はガアラ!原作で一番好きなキャラ(聞いてない)今は一番無知で幼いですが、マサモリさんに育てられながら(?)成長していきます。名前をどうこうしたいという感情はありません(今のところ)が、恋愛感情として好きだという気持ちはあるそうです。
一応このままでいきますが必要に応じて交代したりします。というか交代しないと進めないメンバー(笑)
図鑑完成は四天王編が終わってから集め始めます。(自分がそうなので)
だからずいぶん後になるかな。
あれ、主人はバトルが好きだから。