エニシダ「…あれ?君とは前にどこかで会ったよね」

『!』


博物館を出ると見覚えがある派手なアロハおじさんに声をかけられた。


カグ「〔あ!あんときの!〕」

キョウ「〔…あぁ、失礼なおじさん〕」

マサ・ヒソ「「?」」

エニシダ「自己紹介したっけ?私はエニシダっていうんだ。
今ここからアクア団が逃げ出して行ったけど、もしかして君がやっつけたのかい?」

『僕じゃなくてヒソカ…このエネコがやっつけんですけど』

カグ・キョウ・ヒソカ「「「〔そうとるか!!〕」」」

マサ「〔まぁ確かにヒソカが戦ったけど。
この場合は名前がやっつけたでいいんだよ〕」

エニシダ「うーむ。これはひょっとしてひょっとすると…」

カグ・キョウ「「〔こっちもこっちで聞いちゃいねぇ〕」」

エニシダ「…よし!君とは仲良くなれそうだからお互いポケナビに名前を登録しておこう!」

『え?あ、はい』

「「「「〔登録するんだι〕」」」」

マサ「〔誰?知り合い?〕」

セバ「〔知り合いというか…〕」


エニシダという人をポケナビに登録した!


エニシダ「ホントは君にくっついて行きたいところだけど、他の人の才能を気になるし、もう少しいろんな町を訪ね歩いてみるよ!じゃあね名前ちゃん!」

『あ、どうも?』

カグ「〔…今、軽くストーカー発言してかなかったか?〕」








ポケモン大好きクラブ

ポケモンが好きな人みんなあつまれ!


『…だって入ってみる?』


港町なので色々な情報が入ってくると思い、町の散策をしていたら“ポケモン大好きクラブ”を発見した。


カグ「〔いや、遠慮したいなぁι〕」


カグロを始めほかの四人も乗り気ではないようだ。


『じゃあ入ろう!情報収集もかねて』

カグ「〔俺等の意見は!?〕」

ヒソ「〔とことんマイペースだね〕」

ガア「〔?何故そんなに嫌がる〕」

カグ「〔…入りゃわかるよボウズ〕」


嫌々ながらもついてきてくれるらしい。
ガアラは初めてなので警戒するのは解るし、キョウヤやカグロが嫌がるのもわかるけど、
こういうところは特に情報が入ってきそうだから。




「「「キャー!かわいぃ〜」」」


入ったとたんに数人の男女に囲まれた。


「このワカシャモ睨んでくる〜vこっわぁい!!(なでなで」カグ(だったら触んな#


「このキルリア男の子?見えな〜いvすごく可愛い!」
セバ(嬉しくない…)

「エネコが可愛い!すりよってきてくれるぅ」
ヒソ(サービスサービス…◇)

「グラエナちゃんV怖くないからこっちにおいでぇ〜」
キョウ(グルルルル…#)

「このゴルバット捕まえたばかりのズバットなの?進化早いねぇ」
マサ(そりゃ
どーも)

「ココドラ怯えちゃってるねぇ、大丈夫だよ〜v」
ガア「(ビクッ)」


一頻り手持ちのポケモンを説明し終えたらなでくりまわされた。
こういった人達はいくら威嚇しようともなかなか効かず触るのをやめないためにたちが悪い。

だが、カグロ達が不機嫌なのはそれだけではない。


「よく育ててあるね」

『ありがとうございます(ニコッ』

「「「「「「「(カワイイ////)」」」」」」

ポケ「「「「「〔なっ!#〕」」」」」


この名前に群がる野郎どものせいでもあるんです。

ピョンッ


『ガアラ?』


知らない人たちに囲まれ耐えきれなくなったのか名前の腕の中に飛び込んできた。


『…大丈夫?』

ガア「〔…〕」


早く人に慣れてもらおうと思ってたけど…。


『ごめんね、ちょっと焦りすぎちゃったかな』

ガアラ「〔…名前〕」


ガアラを抱き上げていると、優しそうなお姉さんが話しかけてきた。


「あなたのポケモン、あなたになついているのね。
ポケモンに優しいトレーナーさん。
ココドラにだいすきクラブからの贈り物よ」


やすらぎの鈴を手に入れた。


『ありがとうございます!』


さっそくガアラの首にやすらぎの鈴をつけてあげた。



「わあ!きみそのココドラをとても大事にしているみたいね!」

ガアラ「〔狽チ!?〕」

『はい!ガアラって言うんです』

「ガアラっていうんだ…。
そうだ!今私テレビの取材でポケモンのアンケートをしているんだけど少しだけ質問に答えてくれないかな?」

『はい、構いませんよ。いいよねガアラ?』

ガアラ「〔…(コクンッ)〕」


ガアラは大人しくうなずいてくれた。


「ありがとう!じゃあ聞くね。ずばり一言で答えて!
君の可愛がっているガアラ!君はガアラのどこに惹かれたの?」

『強さもそうだけど…一番は可愛いところ!』

カグ・キョウ・セバ・ヒソ「「「「(可愛いところ!?)」」」」

ヒソ「〔名前って“可愛い”の基準低いよね〕」

カグ「〔そうだな〕」

キョウ「〔ねえ…。こいつらの手、咬み殺していい?#〕」

カグ「〔気持ちはわからんでもないが我慢しなさいな。情報集めも大切だから〕



「うーんなるほどね。じゃあ次はちょっと難しい質問をするね!
じゃあ…君にとってポケモンって一言でいうと何だとおもう?」


『僕の…“味方”…かな』

マサ「〔“味方”?子供にしてはどこか重い言い方だね〕」

セバ「〔名前様…〕」


「なるほどー!ふむふむ…あ!協力ありがとうね!いろいろ話が聞けて面白かったよ。
この話もしかしたらテレビで流すかもしれないから期待しててね。
じゃあねバイバイ!」

『え、』

「「「「「〔テレビ!?〕」」」」」

ガア「〔てれび?〕」

セバ「〔放送局が動画や音声を電波で送信し、視聴者がそれを受信機で受け視聴するものです〕」

ガア「〔!…見たい〕」

カグ「〔剥。ので伝わったのか!?〕」

キョ「〔この二人に教えられてら、かなり博識になりそうだね〕」

マサ「〔あははι〕」

『まぁ、放送なんて忘れた頃にするだろうし。
それよりバトルテントって所が出来たばかりなんだって。寄ってみない?』



大好きクラブからそのまま教えられた通りにバトルテントへと向かった。
バトルテントにつくとエニシダさんかバトルテントの中から出てきた。


『エニシダさん!』

エニシダ「お、おおっと。名前ちゃんか!
…もしかして名前ちゃんバトルテントに挑戦するのかい?」

『はい!大好きクラブで出来たばかりだと聞いたので、挑戦してみようと思って』

エニシダ「うん!それはいいことだな!
ものすごくいいことだ!
バトルテントには強いトレーナーがとってもふさわしいからね。
じゃ、頑張ってね!」


それだけ言うとエニシダさんは何処かへと去って行ってしまった。


『何気に挑戦するなっていうこと?』

カグ「〔いやいや、強いって誉められたんでしょ〕」

『そう?エニシダさんは強いトレーナー探してるみたいだね。なんでだろ』


考えてもわからないので中に入ってみることにした。


受付「バトルテントカイナ会場へようこそ!
バトルトレードのご案内はこちらです!」

『バトルトレード?』

カグ「〔まじ?〕」

ヒソカ「〔戦えないみたいだねぇ。残念◇〕」

「さぁさこちらにどうぞ」


皆を預けると部屋の奥に通された。


「ではまずお客様のポケモンをお預かりしてポケモンレンタルを行います!
よーく考えて選んでくださいよ!!」


モンスターボールを渡された。

選んだポケモン三びきは、ゴルバット、ヤジロン、マッスグマ。


「この三びきでいいですか?」

『はい!』

「それでは奥にどうぞ!」


「おめでとうございます!こちらをどうぞ!」


技マシン41をもらった。何でも治しをもらった。


セバス「さすが名前様。やはり余裕でクリアされましたか!」

『けっこう面白かったね!』

「「「こっちはつまらないけど」」」

ガアラ「…zZZ」

マサモリ「眠っちゃった」


どうやら皆には不評のようです。
今度は皆で挑戦できるものがいいねι

『今日はポケモンセンターに泊まっていこうか』



あとがき

書いていて思いましたがこの街ってけっこう色々ありますねぇ。
まだこの街から出ないのかよ。
次はやっと道路に進ませます。

バトルトレードって待ってるポケモン暇なんでしょうね。


=
前へ | 次へ 1/1ページ

総合ページ 23/33ページ

[戻る] [HOME]