『ゼッ…はっ…きょっ…』

雲雀「まぁまぁかな。ちょっと待ったけど許してあげる」


学校の門をくぐると恭くんが立っていた。
いや許してあげるもなにも、全力で走って来たんですがこの野郎っ!!


雲雀「…その服どうしたの」

『…ι(破れたこと忘れてたー!!)』


とりあえず息を整え顔を上げると見事なリーゼントの見たことのない先輩が。
学ランなので風紀委員だろう。


『あ…どうも初めまして。苗字名前といいます。いつも恭くんがお世話になってます』

草壁「いえ、こちらこそ初めまして草壁ですι」

雲雀「ワォ無視かい?いい度胸だね」

『トンファーかまえないで恭くん。ちょっと銃撃戦に巻き込まれた一般人を助けてただけだから』

雲雀「…銃撃戦をちょっととは言わないよ」

草壁「(委員長がトンファーをしまった!?)」

『あっちじゃ結構日常茶飯事だったけど』

雲雀「イタリアの話でしょ。理由はわかったから。保健室行くよ」

『え?なんで?』

雲雀「腕の怪我」

『あぁ…そういえば』

雲雀「(この子すぐ怪我したこと忘れるんだよな)」

草壁「あの、すみません私は…」

雲雀「帰っていいよ」

『あ、すみません。たぶん僕が副委員長見たいなんて言ったせいです』

草壁「いえ。仕事も終わってますから」


学校で初めて風紀委員に会ったときにリーゼントに驚いた事を話したら。副委員長はもっと凄いと言われ、会ってみたいと言ったことを思い出した。
リーゼントもあるけど、本当の理由は恭くんの事を(たぶん)したってくれている人を見たかったから。
見かけは草壁さんの方が不良っぽいけど。
草壁さんは恭くんにお先に失礼しますとお辞儀して帰っていった。


『いい人でよかったね』

雲雀「どうでもいいからさっさと行くよ」

『わっ!?』


草壁さんを見送っていたらいきなり左腕を引っ張られた。




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