ツナくんと一緒に隼くんを追いかけることにした。
お姉さんを見て飛び出すなんて、どうしたんだろ。


ツナ「(いた!)獄寺君…あ…あの…ごめんねせっかくスイカもっきてくれたのに…(こ…怖いよ〜っ)」

『隼くん、顔色悪いけど大丈夫?』

獄寺「アネキとは8歳まで一緒に住んでいました」

ツナ「!?」

獄寺「ウチの城ではよく盛大なパーティーが行われたんですが。オレが六歳になったとき初めてみんなの前でピアノを披露することになったんです。」

ツナ「(しっ城〜〜っ!?獄寺君って実はお坊っちゃん!?)」

『(隼くんピアノ弾けるんだ…)』

獄寺「その時アネキが初めてオレのためにクッキーを焼いてくれたんです」

『え、優しいお姉さんじゃん』

獄寺「それが彼女のポイズンクッキングー号でしたー…」

ツナ「『うわ…』」

獄寺「後でわかったんですがアネキは作る料理がすべてポイズンクッキングになる才能の持ち主だったんです」

ツナ「どーなってんのソレ!!」

『わざとではなかったんだねι』

獄寺「もちろん当時クッキーを食べたオレは激しい目眩と吐き気に襲われ、ピアノの演奏はこの世のものとは思えないものに…。でもそれはほんの序章でしかありませんでした。そのイカレた演奏が高く評価されてしまったのです」

ツナ「ええーっ」

獄寺「気をよくした父は発表会を増やし」

『そのたびにあの料理を食べさせられたのか…』

ツナ「うわああ」

獄寺「その恐怖が体にしみついて今ではアネキを見るだけで服痛が…」

ツナ「(悲劇だー!!!)うすうす感づいてたけど強烈なお姉さんだね」

獄寺「ええ。大嫌いです」

ツナ「……ι」

『…(大嫌い…)』


たしかにそんな目に会わされたら嫌いにもなるだろう。
だけど、なんだろ…
何かもっと他の壁が、二人の間にあるように思える。


獄寺「オレはアネキに近づけません。十代目…アネキをこの町から追い出してもらえないでしょうか」

ツナ「ええ!?そ…そりゃァどちらかといえばオレもビアンキがいない方がすごくうれしいけど…でも…オレじゃあ…」

獄寺「作戦があります!実はアネキにはリボーンさんに惚れる前にメロメロだった男がいたんです。そいつは事故で死んじまったんですが未だにアネキはそいつのことが忘れられないみたいなんです」

『とことん愛に生きるお姉さんだね』

獄寺「そこでその元彼とそっくりな奴を探すんです。アネキをそいつに会わせれば地の果てまでそいつを追いかけるはずです」

ツナ「またぶっ飛んだ作戦だーー!!」

『…ι』

ツナ「その作戦にはムリがあると…だいたいそっくりな奴って…」

獄寺「これが元彼の写真です」



隼くんが写真を出した。と言うかお姉さんとその彼氏さんの写真いつももちあるいてるのかな。
本当はお姉さんのこと好きなんじゃ…


ツナ「こんな牛男見たことある一!!」

『あ、十年後のランボくん!?』

獄寺「たとえそっくりな奴が現れるのが一瞬でもいいんです。アネキはそいつをさがしに出ていくでしょうから」

ツナ「じゃあオレ呼んでくる」

『(一瞬でいいならいいかな。たしか五分で元に戻るはずだし)』


上手く撒くことは簡単だろう。
ランボくんに危険はないと思い、急いで走って行くツナくんを見送る。





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