14ぺーじ。



「めう、痛い・・・」



「あぁぁ! ゴメンな、コルセットきつかった?」



「こる・・・?」



「腰の此れ。 ちょっと緩めるから待ってな〜」



ゾムがシノを城まで連れて帰れば、待ち受けていたのは新品の洋服を持ったオスマンだった。オスマンはシノを連れて更衣室まで移動すると、シノに洋服を着るよう促した。と言いつつもコルセットなどの装飾品がある為、細かいところはオスマンが仕上げるようだが。
洋服を着れたら今度は髪である。長い間切られていないと見た髪は量も多く長いがサラサラで良く映える金髪である。
オスマンはそんな長い髪をすいすいといとも簡単に結い上げていく。



「めう、上手」



諸々のセットを終えたところで、シノは鏡越しに見えるオスマンに向けてパチパチと手を鳴らした。此の行為は本を読んでいたときに覚えたものであって、他人が良いことをした時に鳴らすのが良いとシノは現時点で記憶していた。

オスマンはそんなシノの様子に素直にお礼を言う。
そしてオスマンはシノを立たせて廊下に出るよう促した。
シノが廊下に出ると其処にはゾム、ではなくグルッペンが居た。



「・・・おぉ、良いじゃないか。 似合ってるぞ、シノ」



「ぐるっぺん、わたし、どうする?」



「此処からは俺と一緒に行くゾ。 隣にちゃんと着いて来るんだぞ」



「うん」

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