16ぺーじ。




「さて、自己紹介もいいだろう」



グルッペンの声により騒いでいた面々はシンと黙った。
グルッペンはそんなメンバーの様子を見て満足気に総統席に座る。



「そうそう俺シノの名前気に入らんのよね」



「急になんて事言い出すねんグルさん」



机の上に肘をついて手を組みそう言ったグルッペンに空かさずトントンが返答した。
するとグルッペンは否定を入れて続けてこう言う。



「べトロング、確か脅威の意だ。 気に食わん。 名前変えへん?」



「そんなん言うたって、シノちゃんが良いって簡単に言うわけ」



「いい」



「いいんかーい!! じゃあどうぞご勝手に!!」



まるでコントのような会話のステップ。
グルッペンは嬉々としているしトントンはぐったりしている。シノに関しては何も気にしていないようで、何なら名前に愛着など微塵も無かった。
けれど、



「シノ、変えないで」



「ん? あぁ、シノという名前は変えるなと? 無論、最初から変えるつもりはないゾ」



「・・・安心」
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