27ぺーじ。
シノは今日、買い物に来ていた。
付添い人はロボロと、珍しい事に休暇中の兄さん。
シノも14歳である。何時までも幹部連中らに振り回されてるだけじゃ可哀想だと言ったロボロは、自分一人じゃ心もとないので兄さんも連れて洋服などを探しに来ていた。
「シノちゃんはどんな服欲しい? って、言ってもわからんよなぁ…」
「まあ時間はあるし、一つ一つ見ていけばええよ」
「気に入ったのあったら何時でも言うてな!」
「わかった」
ロボロと兄さんはそう言って、とある洋服店に足を運んだ。
シノは大人しく、顔も大人びているから、あまり派手過ぎない服装が似合うだろうと思ったゆえに落ち着いた店内を物色する。
シノも興味ありげに店内を歩き回る。
暫く経って、とある服を手に取りうんうんと悩んでいたロボロの元にシノがやって来た。
そして三着ほどを見せてくる。
「これ、好き」
「コレ? …ええやん、似合うと思うで!」
控えめに付いたフリルが可愛らしい、薄い緑のブラウス。
薄いレモンイエローのカーディガン。
ネイビーでバルーン袖のカットソー。
どれも落ち着きある印象で、シノには当然似合うだろう、とロボロは思った。
「じゃあ試着してみよか、シノちゃん」
「しちゃく…?」
「サイズが合ってなかったりしたら着られへんやろ? だから、此処で一回着て、確認してから買おな」
「うん」
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