29ぺーじ。
食堂に行くのかと思い込んでいたシノは、此処のメンバーに出会った此の場所に連れられて、首を傾げた。
更には全員が席についていて、真剣な表情で何やら紙を見つめていた。
シノもシャオロンに席に座るよう促され、所謂誕生日席に座るグルッペンの机を挟んだ目の前に座った。
直にシャオロンも自分の席につき、グルッペンが一つ咳払いをする。
「さて、お前たちに配ったその資料の通り……我々はXX国からの宣誓布告を受理した」
「XX国って、此の前同盟延長したばっかやん。 アホなん?」
「アホじゃなかったら吹っかけてこーへんわ。 要求は特になし。 勿論、シノに関しても何も言ってこない所目的は領土拡大か資源やろな」
辛うじて、会話の中に自分の名が出された事は分かったが、イマイチ内容が掴めないシノ。
だが、次の言葉に聞き覚えはあった。
「さて諸君。 戦争をしよう」
「……せん、そう?」
「シノちゃんには難しい話やけど、戦争っていうのは人がいっぱい死んじゃったりする、良くない事や」
「死…? しんぺい、死なない?」
「俺は死なないよぉ〜! 此処の人は皆強いから大丈夫やで」
「……」
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