33ぺーじ。


シノは城の前で彼らを待っていた。
そうしていると直に見覚えのある金髪が見えて、シノは走り出した。

正面から歩いてくる彼もシノに気付き、微笑んだ。

シノは勢い良く、彼の腕の中に飛び込んだ。


「・・・おかえり、ぐるっぺん」


「ただいま、シノ。 勝手にロボロんとこから離れたら心配やんけ、アホ」


「ごめん、でも、守りたい。 みんな、みんな・・・」


「・・・・・・そうか」


グルッペンはそう言ってシノを抱き上げた。
周りに居るトントンやオスマンは苦笑いを浮かべながらも城へ向かう。
シノはグルッペンに抱き上げられて、安心したのか直ぐに意識を失った。疲れたのだろう。


「お疲れ、シノ」


「グルッペーン、トントーン、オースマーン! 無事やったかー?」


「ゾムか。 お前、城に連れ戻せ言うたのに言うこと聞かんと・・・」


「説教は後にしてくれや、トントン! 取り敢えず城の修繕先せなアカンし!」


「ゾムが六割負担な」


「お、俺壊す専門なとこあるし・・・」


「意義は認めへんからな」


「トントン鬼!!」
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