37ぺーじ。


「はぁ、終わった〜!! シノー!!」


「おつかれ、ぐるっぺん」


総統室にて。
今日中に終わりそうなほどにまで片付けられた書類の束。それらに取り組んでいたらやってきたシノを見て、グルッペンは猛スピードで書類を片付けた。
終わった瞬間にペンをぽいっ、と放り投げ机に突っ伏し歓喜の声を上げる。そしてシノの名前を呼べば、大人しく待っていたシノはとことことグルッペンに寄り労いの言葉をかける。

そんなシノに、グルッペンは顔を上げてくしゃくしゃと頭を撫でた。
シノは驚きつつも目を細めて黙って撫でられている。
けれど次第にそんな顔が険しくなって、彼女はグルッペンの手を叩いた。グルッペンは驚いて謝ったがシノはふるふると首を振って、グルッペンに手を伸ばした。


「シノ・・・?」


「わたし、ちがう。ぐるっぺん、つかれてる」


シノはそう言ってグルッペンの頭を撫でた。
サラサラな髪の毛をシノは優しく包み込むように撫でる。
そんなシノに困惑していたグルッペンだったが、窓から差し込む温かい夕日に、瞼がゆっくりと落ちていく。


「おやすみ」


シノの小さな、優しい声で、彼はすっかり深い眠りについてしまった。
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