42ぺーじ。
シノ
名前を呼ばれた彼女は顔をあげた。
其処にはシャオロンがいて、シノはシャオ、と声を漏らす。
シャオロンははにかんで、シノに手を差し出した。シノは首を傾げつつシャオロンの手を取る。シャオロンはそんな彼女に、これからグルッペンのところへ行くと説明して歩き出した。
グルッペンに言われた通りシャオロンはシノを会議室までつれて、中に入るよう言った。
シノは促されるまま中に入り、正面に佇む彼を見据えた。
「さぁ、シノ。 今更ながらも、君の処遇が決定した」
そんなグルッペンの言葉にシノは硬直する。
処遇、その言葉には聞き覚えがあり、それはXX国時代に聞いたもの。
シノ=ベトロング、君の処遇が確定した。そう言った男のゲス笑いがシノの顔を歪めさせた。
彼も、その男と同じように、私を捨てるの?
シノは不安で仕方なくて彼から目を逸らす。そんなシノの様子に、グルッペンは眉を下げた。
「シノ、心配しなくても俺達は君を見捨てたりはしないさ」
「・・・ホント、?」
「ああ。 君の処遇は・・・ 我々国幹部補佐官、どうだ? やれるか?」
「・・・!! やる、わたし、みんなたすける・・・!!」
「そうか。 ならば歓迎しよう。
ようこそ、シノ=ハフノン。新たな我々国幹部補佐官殿」
「・・・・・・へんな、感じ」
「俺もだ」
- 42 -prev | next
[Bookmark]
[list]
[top]