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「めう。今日、わたし、する」
「ん?今日は自分でするんー?」
「ん」
「じゃあ困ったら言ってな〜」
毎朝、シノは此の長い髪をオスマンに結んでもらっていた。然し彼女も14歳。もうじき15歳になる。
最近、シノは自身と同い年の子達と遊ぶようになって思った事がある。
身の回りのことを、誰かにやらせてばかりだということ。
だからシノは今日、オスマンに提案したのだ。普段してもらってばかりの髪を、自分で結いあげる。見よう見まねながらも綺麗に団子に結ぶ事のできたシノに、オスマンは上手めう、と言って前髪にピンを留めて言った。
シノはオスマンに褒められて嬉しかったのか、少しだけ頬が緩んでいる。そんな様子にオスマンまでも頬が緩む。あぁ、ホントに可愛いんだから、なんて思いながら少しだけ歪んでいるシノのネクタイを締めた。
「さ、じゃあ今日も食堂行きますか!」
「うん。今日、サンドウィッチ。センセ、言ってた」
「そうなん?楽しみやな〜。シノちゃんサンドウィッチ好きやもんな〜!」
「うん、好き。センセの、好き」
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