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「んぅ……」


ゴシゴシと服の袖で目元を擦るシノを見て、ゾムが尋ねた。
するとシノはこう答える。

目が痛い、と。其れを聞いて周りにいた面々は集い始める。シノの腕を掴んで目を見たゾムだが、擦りすぎていて目元が赤くなっているだけで、眼球に異変は無いようだ。


「目にゴミ入ったんちゃう?ペ神から目薬もらってくるめう」


そう言ったオスマンはせかせかと部屋から出て行った。
今も痛そうにギュッと目をつぶったり開いたりするシノに、シャオロンが心配そうに大丈夫か、と尋ねる。シノはこくこくと頷きながらもやはり違和感を感じているよう。

そして今度はロボロが尋ねた。


「シノ、どう痛いん?目ぇゴロゴロする?」


「ん……ごろごろ、する。気持ち悪い……」


「オスマンの言うた通り、目にゴミ入ったんやなぁ」


そろそろ帰ってくるで、とコネシマが言えばシノはコクリと頷いた。
オスマンが目薬を持って帰ってくる。シノを椅子に座るよう促してオスマンは彼女の顎を少しだけ持ち上げた。

目開けて〜とオスマンが言えばシノは言う通りに目を開いた。オスマンは目薬を彼女の青い瞳に垂らす。ビクと体が揺れギュッと目を瞑ったシノに、ぱちぱちしてといったオスマンだったが、シノには上手く伝わらなかったようで、


「ちがっ、違うめうシノちゃ〜ん!目を開けたり閉じたりすんねんで」


「可愛ええなぁ。手パチパチと間違えたんやなww」


「ん……いたくない」


「それは良かっためう〜」


「ありがとう、めう」
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