六話
「俺、2年のシャオロン! こっちは同じく2年のコネシマ! 仲良うしてなぁ!」
「おいぃ! 俺の紹介取んなやシャオロォン!! あ、どもコネシマです」
「えっと……俺は3年、ひとらんらん。よろしくね」
「3年のオスマンでーす。JK同士仲良くしよな、紗絵ちゃん!」
「そのネタ通じへんねんからやめときや…… んん、僕はトントンですぅ。一応副部長やから、なんかあったら声かけてな。よろしゅう」
「……ん? 今日こんだけか。ったく、こういう日に限っていない…… ああ気にしないでくれ。えぇっと、んじゃまずはこの部について説明したほうがいいよな? トン氏!」
「わいですか」
副部長だというトントン先輩は声をかけられなんだかうんざりというか、またかという様子で溜息をついて、それから何だか話しづらそうな様子ながらもこの部について説明をしてくれた。
社会部とは、学校内では正式な部活として認定されているわけではないらしい。つまるところ、社会同好会と言う方が正確だと誰かが付け足した。
活動内容と言えば基本はこうして部室に集まってカードゲームをしていたりすることが多いものの、一応内容的には学校内での困りごと解決に奔走することが目的らしい。例えば最近だと学校の荒れた中庭を園芸部の畑化するのに一役買ったとかなんとか。
「まあ気張らんと、仲間内でなんかできたらええねって感じの集まり、です。以上、グルさんパス!」
「おう。そういうことだ。で、私が提案したいのは是非とも社会部に体験入部しないかということだ!」
「た、体験入部? どうしてそんな話に……??」
「君今年の夏課題は? ああ、美術部の方のな」
「……“輝くもの”」
「その課題にスランプになってる様子じゃないか。気分転換、そして新たな視点……君の課題の手助けになれるかもしれん! なんたって俺たちは、主役だからな!」
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