「………っ」





 ギュウウ、と腕に爪を立てる



抉れるぐらいの力を込めて、痛みを求める





 もう、死にたい



いい加減、死にたい



もう、全てが嫌だ

生きるのが辛い





 私は泣きながら崩れた





「…………なまえ」





 しばらくして、後ろから声をかけられた



馴染みのある声だ





「…………おそ松」










 俺の彼女は属に言うヤンデレとかメンヘラの部類





 今日も、心配になって来てみたらこの有り様



泣きじゃくって、位置のずれたブラウスの隙間からは



沢山の三日月模様





「……おそ松…やだ………死にたいよ………」





 今日も始まった



俺がなまえと同じ目線になるように



床に座ってなまえの顔を除きこむ





「………死にたいの?」





「……………うん」





 俺の目を見て、声を絞り出した





「……なまえ、死んだらもう俺と会えなくなるんだぞ



 俺はなまえと会えないなんて嫌だな」




 じわ、となまえの目がうるんだ





「…………なら、おそ松も一緒に死のう?」





「やだ」





「なんで?」





「……だってさ、天国とか地獄とか


 死後の世界がないかもしれないじゃん」





 なまえが今日初めて俺の目を見た



力の抜けている腕を掴んで話を続ける





「#name_1#」





「……?」





「なまえはさ、自分が死んで俺と会えなくなって





 俺が毎日すんごく痛くて悲しむのと、





 自分が辛いの、どっちがいい?」





「……おそ松、ごめんなさい



 おそ松悲しんだらやだ、私が辛い方がいい!!」





「………うん」





 なまえは俺に抱き着くと、言った





「おそ松、あいしてる



 私が辛い思いするから



 だから捨てないで!!」





 まるで子供のようにわんわんと泣きじゃくった





「………だからなまえ、簡単に死ぬなんて言わないでね



 俺のこと悲しませないでね」





「うわああああああああああああ」





 今日も俺は、なまえを1日



生きながらえさせた。




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