パチンコで負けて帰ってくると、俺以外のみんなで焼き肉に行っていた。
テキトーに食べてって1000円置いてあったから、とりあえずコンビニへ。
俺に料理ができれば家に食材は沢山あったからタバコだけ買うのに。
とりあえずタバコで400円消えるだろ
600円………なに食う?
「…………おそ松…」
本当に最悪だよなー。
「……おそ松…お、そ、ま、つ!!」
「うおっ?!」
目の前になまえがいた
「……どうしたの?そんな人殺しそうな顔で」
可愛い顔して相変わらず毒舌、可愛いからいいけどね。
「……飯買いに行くの、焼き肉に置いてかれた」
「わー、なんかおそ松ついてないね」
「ホントだよ…そういやなまえ飯食ったの?」
「…これから買いにいく、スーパー」
「じゃあウチで作ってよ、食材あるけど調理方法がわかんないの」
なまえは少しだけ考えるといいよ、と答えを出した。
「マジで?!」
「うん、私も暇だしね」
「……タバコ買ってきていい?」
「……これあげる」
なまえはカバンからタバコを出した。吸わないのに、新品のタバコ。
「……なんかお昼買ったら当たったの」
「へー」
とりあえずラッキー、タダでタバコ手に入った。
しかも俺のすきなやつ。
*
家に着くと、なまえは冷蔵庫を確認して俺にリクエストを聞いてきたから、オムライスって言った。
「………」
なんかいつの間にかごはん出来てて、スープが煮えてて、なんか作ってる。
恐ろしく手際がいいことは、さすがの俺にもわかった。
「……なんか手伝うことないの?」
「スプーンと箸並べ……えっ、手伝う?!」
「うん」
「………珍しいね、明日槍でも降るかもね」
ホント酷いよな、とか思いながらも言われた通りに箸とスプーンを持っていく。
そんなことをしているうちに料理が全部完成してた。
すげえうまそうなにおいがする。
……それよりオムライスの上が衝撃、何も言ってないのにちゃんとハート
俺の彼女すごい!!
「食べよおそ松」
「おう」
手を合わせていただきますをする
「なまえの料理うまい」
「ありがとう」
「………なんかこうしてると新婚みたいじゃない?」
反応を見たくてなまえを見ると、顔が真っ赤。一応ちゃんとそういうことは考えてるらしい。
「なまえって真っ白だよな」
「…ん?」
口をモグモグさせながら首をかしげる。
もうなんでこんなに純粋なんだろ、早く色々したいのに。
「…………ごちそうさま!!」
なまえが手早く食器を片付けていくのをボーッと眺める、やっぱり手際いい。
別に今更気の利いたことなんて言えないし、第一俺のちっちゃな脳みそじゃ思い付かない。
「……送る」
でも、少しでも長く一緒にいたいからなまえのことは送る。
「…っ……ありがとう」
一瞬何か言いかけたけど、止めた。
知ろうとしすぎない方がいいんだと思う。
*
次の日、眠い頭をかきながら起きてくると、母さんがおいおいと声を出して泣いてた。
「…おは………えっ、母さん………なんで朝から泣いてんの?」
「……あらおそ松じゃない…あんた昨日なまえちゃんって娘連れてきたでしょ」
「……うん、夕食作ってもらった」
「……なまえちゃんいつ嫁がせるの」
「……………それは…ちょっと不明……てかどうしたの?」
そう、とりあえず俺は腹が減ったのと、なんで母さんが泣いてたのかが知りたい。
「……今朝ごはん作ろうと思って冷蔵庫開けたのよ。そしたら手紙とおかずが入ってたのよね。料理して帰るだけじゃなくて、ちゃんと翌朝のことまで考えてくれるなんて……」
とりあえず俺の彼女が恐ろしく出来てて、母さんも相当気に入ったらしい。
「…お母さんなまえちゃんなら大歓迎よ」
「…………お、おう」
母さんの勢いに少し怖じ気づくと、さらに母さんは言った。
「………ところでなまえちゃんの写真とかないの?あるわよね?」
これ母さん絶対面白半分のとこあるだろ…
と思いつつ、可愛い彼女を自慢したくても
自慢する場がなかった俺は一緒に撮った写真を見せる。
「………ここら辺全部なまえの写真」
「………まあ、顔小さいしずいぶん可愛いじゃないの。失礼だけどもっと不細工な子かと思ってたわ、こんなクソニートを気に入るんだもの」
「……ひっでえ」
「何、おそ松兄さん彼女?」
「おそ松兄さん彼女いんの?!」
「マジ?」
「セクロスしたっ?!」
「十四まああああああああ!!!!!」
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