酔っ払った横澤さんが・・・あれ!?酔ってない!?


短いです。グダグダです、例のごとく。ええ、まあ。
最近、暑くて寒くて寒暖差が嫌いです。体調がままなりません。
やる気もおきません。パソコンの前で、ちょっとアホな話が書きたくなるほどに・・・。
ん?いつもアホな話しか書いてないって?・・・そんなバカな!?←




















暫く、飲み会で禁酒を言い渡されていた横澤が、何でか恒例になってきた飲み会で飲んでいる物はウーロン茶だ。

「おい、小野寺。飲みすぎなんじゃないか?」
「うるっさいですよ!よこじゃわしゃんらって、よったらめいわくらったんれすかられ!!」

酔った時の記憶は、横澤にはないが、それでも迷惑をかけたなら悪いと思っている。それを素直に言うことは、横澤の性格からしてないが。

「おい、高野・・・」
「・・・なんだよ?」

何とかしろ、と言い掛けた横澤はひくっ、と口角を引くつかせた。高野の目が、完全に据わっている。
何だってこのカップルは、と横澤は頭を抱えた。

「いや、何でもな・・」
「そう言えば、何で今高野?政宗、だろ?」

なぁ?と顔を近づけてくる高野を、横澤は離れろ、と手で制した。
右に小野寺、左に高野と、横澤は何故面倒な奴らに囲まれてるんだ?と疑問に思う。
酔ってしまえば、誰だって面倒なものだが。
が、両脇が面倒くさい酔っ払いで横澤は、元々長くはない堪忍袋の緒が切れて、両脇の飲んでいる飲み物を奪う。

「だぁああああ!!うるせぇんだよ!テメェら少し酔い覚ませ!」

そう言うと、横澤は二人の前にドンッと水の入ったコップを置く。
そうして、二人の間から距離を取ると、横澤はすまん、隣良いか?と羽鳥の隣に座る。

「かまいませんよ、横澤さん」

営業じゃないのに、少し酔っているのか営業スマイルな羽鳥。
まぁ、あの二人の間にいるよりはマシだろう。と諦める。
そこで、色々とエメラルドの話や、お互い得意になってしまった料理の話をした。
そうしている内に、横澤は本音をぽろっと零してしまう。

「欲しいな」
「・・・は?」

羽鳥は、何を言われたか解からない、と言った顔で横澤を見つめる。
横澤は、言葉が足りないことにハッと気がついた。

「えっ、営業と言うかだな、一緒に仕事したいと思っただけで・・・」
「・・・横澤さん、酔ってないですよね?」

少し顔を赤くしながら弁解する横澤に、羽鳥はすっかり酔いも冷めました、と言う顔でグラスを置き、真剣に横澤に顔を向ける。
横澤は横澤で、ウーロン茶しか飲んでねーよ?っと、珍しく羽鳥を見つめてポカーンとしている。

「なぁに、見詰め合ってんの?羽鳥見るなら俺見ろ、横澤」

と、高野が横澤と羽鳥の間に割って入ってくる。
ココまで、高野が酔っているのも珍しいな、と横澤と羽鳥は思う。
ちらっ、と見れば小野寺は既に夢の中へと旅立っている。
がっしり、横澤の顔を両手で挟みこんで固定している高野。
横澤はため息を吐いて、わかったわかった、解かったから手を離せ、と高野の手を弾く。
ムッとした顔の高野の頭を横澤は、日和にしているように撫でてやる。

「そう拗ねるなって」
「・・・本当に、横澤さんですか?素面で酔ってます?」
「羽鳥、お前さっきから一体何なんだ?喧嘩売ってんのか?」

呆れたように問えば、いや、でも、と珍しくはっきりとしない返事が返ってくる。羽鳥の中の自分のイメージがどうなってるのか、横澤は気になった。

「じゃあ、キスしよう」
「・・・おい、どこにどうその“じゃあ”がかかった?てか、何でお前とキスしなきゃいけねぇんだよ?」

突然、なんの脈略も無しにキスしよう、と迫ってくる高野の口を片手で押さえつけて、横澤は顔を青くした。
高野は別段キス魔でも何でも無かった筈だと、横澤は思い返す。
ならなんでこんな事になってんだ?と答えの出ない問いが頭の中に渦巻いた。

「お前、この間律とキスしてたし」
「はぁ!?」

横澤は、そんな記憶は一切ない。それはそうだろう、酔っ払っていたのだから。

「羽鳥とも、井坂さんとも、木佐ともしてた。けど、俺だけしてねーし。俺だって、桐嶋さんとはしたけど・・・お前としてねー」

とんでもない暴露に、横澤は青ざめて羽鳥を見やる。羽鳥は、フイッと視線をそらした。が、何も言わないのは肯定の証だろう。まさか、そんなことになっているなんて思わなかった、と横澤はひっそり、すまん、と呟いた。
が、高野の最後の言葉に、いらっとした、と言うか、ムッとした横澤。
ぐるぐると考えて、使いすぎた横澤の脳内は、爆発してとんでもないところに回線が繋がったようだ。

「・・・返せ」
「は?なに・・んぅ?」

横澤は、返せ、と言うや否や高野の唇を奪う。その頭の中は、嫉妬で一杯だ。
ぴちゃ、と漏れる水音に、しているのがディープだとわかる。お互いがお互いを侵略し、奪われたものを取り戻そうかと言うくらい、殺伐としていた。
ようやく離れた頃、高野と横澤は満足気な顔をした。が、横澤は今のしでかした出来事にハッとなった。
段々と青ざめていく顔。

「横澤、帰るか」

ニッコリ、と形容するにふさわしい桐嶋の顔。
横澤は、引きつりながら頷いた。いや、頷く以外の選択肢は残されていなかっただろう。
明日が休みであって、助かったかもしれない。と、横澤はひそかに思った。
いや、絶対に助かってはいないのだが。

END

あれ?入れたかった台詞が入って、ない!?

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