幼女審神者と政府の視察?
審神者「あのね、くりから」
大倶利伽羅「何だ?」
審神者「あつかしやま?で、おじいちゃんがまいご?なんだって」
大倶利伽羅「・・・おじいちゃん?」
審神者「うん、と・・・み、み、み?みか、みかん?」
大倶利伽羅「あぁ・・・、お前は絶対に迎えに行けないから気にするな」
審神者「うん???」
薬研「おーい、飯出来たぞー」
審神者「っ!!はーい!!!」
そして、厚樫山の事を忘れる審神者。ご飯には勝てない。
この審神者の運なら、絶対に三日月のじじぃなど迎えに行けるはずも無い。
大倶利伽羅「黒服、お前主に何を話した」
黒服の役人「やだなぁ、僕はただ、厚樫山で三日月のじじ・・・、おじいちゃんが徘徊・・・迷子になってるから迎えに行ってあげてって言っただけだよ」
大倶利伽羅「無理に決まってるだろ何を考えてる。うちの審神者は何年かかったとしても三日月など迎えに行けるはずも無いだろう」
大体そんな感じ、幼女審神者の本丸、はっじまっるよー(嘘)
ちなみに、こんな会話は本編と全く関係ない。
↓GO
「おい、そろそろのぼせるぞ」
「うん」
「ほら、十数えて上がれ」
そう、大倶利伽羅が促すと、いちにい、と数えだす主。
十、と数え終わったところで丁度外から声がかかる。
「主、大倶利伽羅開けるぞ」
そう言って顔を出した国広。主の声は良く通るため、外にまで僅かに聞こえている。
その声が丁度十を数え終わった頃に、毎回声を掛ける。
大倶利伽羅と主では風呂に入っていられる時間が違う。
自分で湯船から出た主を、バスタオルで迎える国広マジでオカン。
アイコンタクトで、大倶利伽羅と何ら会話して脱衣所に向かう。
「くにひろー」
「こら、濡れたまま抱きつくな」
と、よく体を拭いてから、寝巻きを着せてやる。その動作はなれたものだ。
慣れたものだが、失敗することもある。
「おいこら待て、主!」
きゃー、と寝巻きを身に着けた途端、脱衣所から駆け出していく主を国広は慌てて追いかける。
「次郎太刀、主を捕まえろ!」
「へっ?」
国広の叫びと、次郎太刀の間抜けな声がした途端、次郎太刀の足に、ドンッと言う衝撃が走る。
しかし、そこは次郎太刀。大きいだけ有ってびくともしない。
「おやぁ、主じゃないかい。まぁまぁ、髪濡れたまんまで。また風邪引くよ?」
と、次郎太刀に抱えられた主はきゃっきゃと笑っている。
「じろうちゃんにつかまっちゃったー」
「主さぁ、あたしの話聞いてた?」
全く、と苦笑してため息をついた次郎太刀は、主を国広に引き渡した。
「待てと言っただろう」
「くにひろ、おこ?」
「おこだよって、どこで知ったそんな言葉」
じろうちゃんにきいたー、と言う主。国広の鋭い視線が、次郎太刀に向いた瞬間だった。
「審神者様」
と、滅多に現われたりしないこんのすけが、政府からの連絡用の端末を持って現われた。
「なぁに、こんちゃん」
「政府・・・、黒服のお兄さんから電話ですよ」
政府の人間から伝令だと言った所で、この審神者に通じるはずも無く、こんのすけでさえ言葉を選ぶ。
端末を大倶利伽羅がこんのすけから受け取ると、主の顔が映るように、片手で主を抱き、片手で端末を持った。
そうして、通話、と言う表示をタップすると、パッと黒かった画面が変わり、政府の黒服が映る。
『やぁ、元気にしてたかな?』
「あ!くろいおじちゃん!!」
その主の表現に、こんのすけはスコッとコケ、向こう側の政府の人間は苦笑いしていた。
そんな周りを気にも留めずに、ひさしぶりねー、と無邪気に手を振る主。
ちなみに、政府の黒服は見た目年齢だけで行くと、20代後半と言ったところだ。
まぁ、この幼い審神者にしてみればおじさんとしても不思議ではない。
『あ、あぁ、久しぶりだね』
「あたしは、げんきよー」
そうか、それは良かったと、画面の向こうの彼は言った。
『あぁ、そうそう。今度の週末、そっちに行くことになったから』
そう言った彼に、主は首を傾げ、大倶利伽羅は目を見開いた。
「何の用だ?」
『その声は、大倶利伽羅かな?いやね、最近困ったことになってる本丸が多いらしくてね。キミ達のところは心配も何も無いと思ったんだけど上からの命令は逆らえなくてね』
その言葉に、主は首を傾げる。
わからなくて良い、と言うように大倶利伽羅は、一度だけ主を見た。
『貴方たちは、付喪神なので過労死、ということは無いでしょうが無理をすると破損、そして最悪は折れます。それは、もちろんご存知でしょう。それを意図的にしているところがある、と言うことだけお話しておきましょうか』
「・・・ゲスが」
じゃあ、よろしく。と言って端末は黒い画面に戻った。それを、こんのすけに渡すと大倶利伽羅はそのまま国広を探して庭に出た。
「国広」
そう声を掛けると、洗濯物を干していた国広が振り向く。
割烹着を身につけ、三角頭巾をしているその姿が板についている。
「どうした、大倶利伽羅」
「今週末、政府の視察が来る」
その言葉に、国広は眉を潜めた。
「今更、何の用だ?」
「ゲスのいる本丸が増えてきたから、だそうだ」
簡単に言えばそう言うことだろう。
「・・・適当に掃除して、茶の準備でもしておけば良いか」
「・・・それに関してはお前に任せる」
この、本丸を一番良く知っているのは国広だから。
大倶利伽羅は、こうして主に懐かれているがここにいるメンバーの中では割と新参者で、そういった対応は国広のほうがなれていた。
大倶利伽羅のそれに、国広はあぁ、と答えると再び洗濯物を干し始めた。
「こんにちわー」
そう言って、本丸の扉を叩いてきた政府の黒服。
忘れてなかったか、と舌打ちをした大倶利伽羅。
主は、大倶利伽羅の手を抜け出すと、本丸の大門を開いた。
「いらっしゃいませー」
今日の主の格好は、白のふんわりワンピースにレースの髪飾り。ロリータファッションまっしぐらだ。
「やぁ、久しぶりだね。また、可愛い格好をしている」
「あっちゃんと、はせべくんのりきさく?なの!」
えへへ、とスカートをつまんでくるりと一回転する主。
はせべくんとは、へし切長谷部だとして、あっちゃんとは誰のことだろうか?
「・・・審神者の衣装は?」
「普段は、脱ぎ着が面倒だから厚の作った洋服を着せている」
それに答えたのは、国広だった。なるほど、あっちゃんとは厚のことだったかとなっとくした黒服。
その答えた国広を見た政府の黒服は、思わずえっ?と彼を二度見した。
「・・・山姥切国広?」
「何だその目は。俺が山姥切の写しの国広だ」
見てわからないのか?と言う彼に、黒服はいや、そう言う問題じゃない、と心の中で突っ込んだ。
「襤褸の布はどうした・・・」
「審神者の世話には、邪魔だろう」
何を言っている、と首を傾げる国広にポカン、となる黒服。
そんな黒服に、構うことなくこっちだ、と国広は応接間の方へ案内していく。
主は、その内に大倶利伽羅とどこかへ行ってしまった。
応接間で、お茶を出され黒服が一息ついていると、スッと入り口が開いた。
「おまたせしました!!」
よったよったと運んできたお盆を、机に置くと、主はその中の一つを取って彼に差し出す。
「はい!やげんのおやつはおいしいの!」
「はぁ・・・、ありがとう」
黒服に渡された皿に乗っていたのは、ほんのりと暖かいどら焼きだった。
主は、黒服の前に座る国広の膝に座ると、いただきます。と手を合わせた。
普通に、黒服に渡されたどら焼きの中は僅かに見える部分から餡子だとわかる。
しかし、主は餡子が苦手なのか、どら焼きの中身はジャムだった。それをおいしそうに食べる主。ジャムであるから、当然口の周りやどら焼きをもつ両手は大変なことになっている。主を支えている国広が、濡れタオルを持って被害が出ないようにしている。
「おい、こらそのまま顔を触るな。ほら、べたべたになってるじゃないか」
「くにひろー、おいしい」
にへへ、と笑う主に国広は、よかったな、と返しながらべったべたな顔も拭いていく。
「黒服、このまま数分は話が出来ないと思うが。他に用事があるのなら、俺でよければ聞こう」
それを、ただ呆然と眺めていた黒服にいつの間にか来て座っていた骨喰は言った。
「いや、ははは。何と言うか、平和そうな本丸で何よりです」
そう言って、誤魔化す様に黒服は、どら焼きをかじった。
「あっ、おいしい」
「でしょう!やげんは、おりょうりますたーなの!!」
黒服が呟いた言葉は、主に拾われ主は自分のことのように喜んで笑った。
その笑顔にほんわか成りそうだった気をハッと引き締めた。
「あぁ、そうだ。本題でしたね。厚樫山には、出陣しているんですよね?」
「あぁ、厚樫山なら少し前に攻略した」
「その厚樫山に、三日月宗近が出ると噂されていまして、回収をお願いした「無理だ」えぇっ!?」
背を壁に預けて座っていて、干渉してこなかった大倶利伽羅が言葉の途中でばっさりと言う。
「三日月と言えば、天下五剣の一本だろう。そうそう出てくるとも思えん刀が、この運無しの審神者に見つけられるとは思えない」
そこを何とか・・・、と食い下がろうとした黒服は突然、スパンッと開け放たれた入り口の音で消えてしまった。
「大将!コレどうだ、新しくねぇ!?」
入ってきたのは、厚で、手にはハンガー・・・、と言うより衣紋掛けに通された洋服があった。
「和服を生かして、でもつくりは洋服なんだ。どうだ、気に入ったか?」
クルクルとまわして全体を見せてやる厚。主の目は、キラキラと輝いていた。
「かわいい!ありがとうあっちゃん!!」
と、感情のあまりそのまま抱きつこうとした主を国広が抑えた。
「そのまま触れば、明日着れなくなるぞ」
手はまだべたべたです。
「・・・諦めるんだな」
そう言って、骨喰は黒服の肩をポンッと叩いた。
あとがき&本丸付喪神皆様の設定?など。
今回もグダグダだなぁ。アタシは楽しかったけど。
書きたいことかけたし。
とりあえず使わないかもしれないし、無視するかもしれないしの設定。(大倶利伽羅と主は前回乗せたから省略)↓
山姥切国広↓
幼女審神者の初刀。幼女審神者の本丸で、みんなのお母さんしています。基本、割烹着に三角頭巾をしている。
えっと、某鬼○様のライバルを思い浮かべていただければ良いかと。ジャージに割烹着です。
日々、あちらこちらで起きる面倒事の対処に忙しい。ちなみに政府への報告書を作成しているのも彼。
始めは写しとか気にしてた普通の山姥切国広だった。しかし、主の破天荒でお茶目っぷりに、布がだんだん邪魔になってきて、最終的には、戦闘の時にしかつけなくなった。ほら、今回のようにジャムなんかおやつで出てた時なんか大変ですよ。
布がジャムだらけ。それどころか、ジャムでくっ付くし、べったべただし本当に邪魔。
大倶利伽羅が来る前は、審神者の世話をしていたのも彼。本丸母さんは忙しいのです。
薬研藤四郎↓
お料理マスター。他の刀剣男子が作れないお菓子や、懐石のフルコースなど料理、菓子作りなら何でもこなす。
厨房は彼の聖域です。
厚藤四郎↓
お裁縫マスター。基本的に、審神者の普段着から寝巻きまで彼が作っている。和裁、洋裁、何でもござれ。
最近は、ゴスロリにはまっているらしい。
鳴狐↓
本体が良く話す。本丸一の戦闘狂。ちなみに良く誉れを取るため、練度カンスト(Lv99)。主の邪魔になるならぶった切るよ?
練度カンストしてからは、畑仕事をおもにしているよ。
骨喰藤四郎↓
色んな意味でのフォロー役。本丸に、骨喰が来た時、弟たちだけで兄も鯰尾もいなかったから、無意識に自分がしっかりしなければ、とオールラウンダー的な役割に。割と話しかけやすいし、よく国広の手伝いをしている姿が見かけられる。
へし切長谷部↓
厚の作る服に合わせて、レースを編んだりしている。主の髪飾りなど作っているのは彼です彼。手先が器用で、編みぐるみなんかも完璧。何故か主に乞われて、右目に眼帯をしたウサギの編みぐるみを作ったことがある。何か、どこかの誰かに似ている気がするなぁ。と思いながら。
加州清光↓
主のスキンケアに執念を注いでいる。主のもち肌を失わせて成るものか、と主の使うものに神経を使っている。
自分も着飾って可愛くして、主も着飾って可愛くして、ご満悦。主の髪を結ぶのは、この本丸に彼が来てからの日課。大倶利伽羅にも譲りません。
次郎太刀↓
お酒は主が間違って飲んだり、興味を持ったら大変だとやめました。主に、読み書きを教えてあげているのは彼。
しかし、主にネットスラングなどを教えているのもまた彼だったりする。本丸母さんからしたら要注意人物。
小夜左文字↓
“復讐”という言葉は主の教育によろしくない、と禁止された。(by本丸ママ)
短刀なのに、ポジション的に言えば“おじいちゃん”。ちなみに、ツ、ツンデレ!?とか思いきや、まさかの孫デレじじい状態。
普段、演練や出撃が無い時は縁側でお茶をすすりながら柿を剥いて食べている。
こんのすけ↓
居るの居ないの?って思われるぐらい、存在感が薄い。審神者、では無く基本的に本丸母さんのそばに居ることが多い。
大倶利伽羅がお父さんで、国広がお母さんだけど、くりんばじゃないからね!!
あくまで、幼女に振り回される本丸の刀剣男子達がメインだからね!!
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