非公式CP
高横
大学の頃からずっと、隣で支えてくれた親友。
俺が、ココまで立ち直れたのはこの親友のおかげだろう。
飲んで愚痴を散々聞かせて、酔った拍子のゲロまで片付けさせて、挙句下の世話までさせてた時期もあった。
今は、セックス無しのただの親友。前よりも、少し距離が離れた気がして、自分から止めにすると言った癖に女々しいくらい、寂しい。
時々、ただ無性に傍に居てほしくて、用も無いのに呼び出して一晩中、眠りもせずにただ抱きしめていたこともあった。寂しさの、埋め合わせだった。
そんな、どうしようもない俺のわがままにも、文句言いながら付き合ってくれて・・・。
俺は、コイツ無しで生活していけるんだろうか?
そんな疑問がふと頭を過ぎる。
コイツにとっては、猫、そら太の世話をするのと同じくらいの感覚なんだろう、俺の世話を焼くことなんて。
その手を、離したくないと思ったのは何時の頃だったか。
律に思っていたのとは、また別の感情に思える。けど、それでも律の存在が揺らいで行くのは確かだった。時間が、癒してくれる。誰かが、そう言った。けれど、俺を癒したのは間違いなく親友だ。
なら、俺はどうするべきなんだろうか?
疑問に思っていても、既に答えは出ていた。
「まっ、政宗!?」
親友を呼び出し、ベッドの上に押し倒す。
驚いた顔をしながら、真っ赤になっている。
それを隠すために、落ち着こうとしてるのか、視線がさ迷い、そして俺と目が合う。
「なっ、何だよコレは?お前が」
「俺が言った。丸川に入るなら、お前とは寝ない。一度、ちゃんとした友達に戻るってな」
なら、と言う親友の口を無理やり塞ぐ。
突然のことで、抵抗はされたけど、きっと本気じゃない。本気でやられたら俺の下からなんてすぐに抜け出していけるだろう。
「だから、友達を止めよう」
そう言えば、ショックを受けたような顔をする親友。
何で?って、俺が悪いなら・・・、とか理由を言えって言われて、思わず笑ってしまう。
思いつく理由が、全て悪いものばかりだからだ。
「・・・お前と、恋人になりたい。なぁ、横澤」
驚いた顔の横澤。
その頬には、無意識だろう涙が伝って・・・。
横澤が俺を好きなことは知っていた。知っていて利用した。
どれだけ、傷つけたのか解からない。だから、これからは傷つけた分だけ愛していきたいと、本当にそう思った。
とりあえず、その涙を拭うところからはじめて行こうと思う。
これから、幸せになりますよって感じの高横でした。
何だコレ、ぐだぐだ。
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