桐高を妄想してみた
俺と桐嶋さんがあったのは、この丸川に入社して少しした頃。
部長会議みたいなもので、俺は桐嶋さんと初めて顔を合わせた。
――高野
――?何ですか、桐嶋さん
――…お前、ちょっと来い
そうして連れて行かれた休憩室で、俺は体温を無理矢理、測定させられて、熱が本当にあって特に忙しくもないからって早退させられた。
強引な人だなって思ったけど、以外にあったかい人でもあって、再び俺は恋を知った。
「んっ、ふぁ……はぁ、ん」
桐嶋さんのキスは気持ちがいい。
今までに体験したことのないものだ。
「おっと、大丈夫か?」
「はぁ…大丈夫、です」
「慣れないなぁ」
そう言って撫でられる頭。
だけど、それは嫌じゃない。
だけど、それを知られるのもなんとなく嫌で桐嶋さんの家のソファーで、桐嶋さんによしかかるように体を背けた。
けれど、桐嶋さんは俺の髪を弄る事をやめない。
「あぁ!またお兄ちゃんと遊んでる!」
「ひよ、おかえり」
ひよが元気に帰ってきて、俺たちを見て指を指す。
「遊んでたわけじゃないんだけどなぁ」
「クスクスっ……ひよ、おいで」
桐嶋さんの苦笑に少し笑うと、そのままの姿勢でひよを手招きした。
「なぁに?…きゃ、もうおにいちゃんったら!」
素直に近づいてきた日和を腕の中に閉じ込める。
この瞬間が一番好きだ。
end
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