笠黄で2本


笠黄♀で笠松先輩がモテて、黄瀬ちゃんがやっかみを買う話。


「モデルだからって、良い気にならないでよ!!」

「別に、アンタらの前で良い気になった覚えねぇっすけど?」

「笠松君だって、迷惑してるはずよ?」


聞こえてきたどなり声に、耳をすませると、どうやら俺の話題だったらしい。

しかも、応戦している方は俺の知っているやつだ。


「いっつもいっつも笠松君に張り付いて、彼が女性恐怖症なの知ってるでしょ!?」

「だからって、いつまでも見てるだけなんて、そんなの誰にだって出来るっスよ」

「だからって追いかけまわして、笠松君を追い詰めてるのはアナタじゃない!!」

「私がいつ、先輩を追い詰めたっスか?寧ろ、いつもしばかれてばっかりっスよ」

(きっと、女だって意識されてないんだろうなぁ)


黄瀬が何かぼそぼそ呟いていたが、その言葉を拾うことは出来なかった。


「あぁ、もう!!あぁ言えばこういうのね!!ハッキリ言うわ!!笠松君にもう二度と近づかないで!!」

「はぁ!?何でそんな事アンタらに言われなきゃなんないっスか?意味わかんねぇっすよ」

「私たちだって、笠松君が好きなのよ!!だから、彼の邪魔したくないしさせたくないのよ!!」

「ふーん?アンタらは一体、センパイのどこに惚れたんッスか?」

「どこって、笠松君はかっこいいし」

「外見だけってことっスか?」

「違うわよ!!堅実で、真面目でちょっと天然っぽいところもあるし、でも、言葉少ないけど優しいし、あといつも眠そうにしてるから、寝させてあげたいなって思ったり・・・」

「・・・これ、私笑っていいんスよね?」


と、言いつつもう声が震えていた。


「堅実で真面目って言うのは認めるっスよ?優しいってところも。でも、アンタら本当にバスケしてる時のセンパイ知らないんスね。センパイが天然?冗談よしてくださいっスよ。センパイが天然なら、この世界の大半が天然になっちゃうから。センパイは、ゲームメイクを考えて、どう相手を陥れて勝つか考える詐欺師っスよ?そのために、何重にも罠を仕掛けて獲物がかかるのをポーカーフェイスで、腹の底で笑いながら待ってる人っスよ?そんな人が天然名わけがない。センパイはどう考えても性格悪いっすよ。言葉少ないのは、女性恐怖症だからっすけど、私とセンパイは普通に話してるし、大体ぼぅっとしてるセンパイが眠そうなのはその頭の中で次の試合の作戦とか考えてるせいで、別に眠れてないわけじゃないし、寧ろ試合のためにしっかり睡眠とる人だし。そのセンパイが寝不足とか有りえねぇっすよ」

「な、何よ偉そうに!!それだって、アンタが付きまとって、笠松君が仕方なく話ししてくれたんでしょ!!?」

「いや、別にセンパイとそんな話一言もしたことないっすけど?寧ろ、そんな話するぐらいなら、普通に1on1してた方が楽しいし」

「何よ!!バスケだって、真剣にやってるわけじゃない癖に!!モデルの仕事の片手間なんでしょ!!?」

「誰がそんな事言ったっすか?俺は、全部に真剣なだけっスよ。バスケもモデルも私が真剣に取り組めるものだし、それを侮辱するのは許さないっスよ」

「何よ!行き成りそんな・・・」

「だいたい、私に何か言う前に、アンタら一つでもセンパイにモーション起こしたりしたんですか?私は、恋も仕事もバスケもみんな真剣なだけっスよ。センパイが好きなくせに、努力もしないで近づく子をケンセイし合って、何がしたいんスか?好きならもっと、積極的にアピールしていかないと気が付いてもらえないって言うのに。振り向いて欲しいって言って何も努力もしないで、振り向いてもらえると思ってるんスか?センパイは努力する人が好きなんスよ?アンタら、センパイのために努力したことあるっスか?センパイ、濃い化粧は嫌いだし、匂いキツイのダメだし、だいたい努力しない子って論外っスよ。好きなタイプも知ろうとしないで、こっちを見て欲しい??アンタら、オコガマシイんじゃないっスか?」














そこで堪え切れなくて笑って、黄瀬しばきに出てきちゃう笠松先輩ください。

私クオリティではここまでが精一杯です。はい。

笠黄増えろ。














WC、キセキ和解後、何らかの原因(キセキ的な?)で声が出なくなった黄瀬を大事に大事に抱える笠松先輩をください

笠黄♀





「・・・」

ベッドに寄りかかった俺の足の間に、今黄瀬はいる。

月バスを読んでる俺の腕を、じっと見つめては噛む、という作業を繰り返してる。

噛む、と言ってもそれは甘噛みでしかなく、噛まれているところは痛くはなかったが、同じところを噛まれ続けるのは、じんわりと痛みが広がってくるようだ。

「黄瀬、痛い」

「・・・」

もう、何度目かの噛みつこうとしたとき、俺は黄瀬に告げると、黄瀬は泣きそうな顔で俺を見上げて来た。

「・・・」

ダメ?と唇が動く。涙目で、上目づかいされて、ダメかどうか聞かれてぐらってこない男はいない。

「そこはもう痛い。噛むなら他の場所噛め」

そう言うと、ぱぁっと顔が輝く。

元々モデルだから、綺麗な顔立ちをしてるけど、こう輝くような顔は可愛いと俺は思う。

「・・・」

何が楽しいのか、反対側の腕の同じような場所を噛み始めた。

もう、この甘噛み行為は何度目になるんだっけか?そう考えて、はぁ、とため息を吐く。

始まりに何が有ったなんて、解らない。黄瀬に問いかけても返ってこない。

けれど、黄瀬の声はある日を境に失われてしまった。

明るくて、無邪気の様で色々と余計なもん溜め込んで聞くのも面倒になるような声音。

その声が聞けないことで、少し落ち込んだりもした。

けれど、ここに黄瀬が俺の元にいると言う事実だけで、今は十分だった。元々、声が出ていたなら、それを取り戻せばいいだけだ。時間はまだじっくりあるのだから。


『笠松センパイ』

くいっと引っ張られて、見ると携帯の画面に俺を呼ぶ言葉の羅列。

「何だ?」

問いかけると、更にさっさっと文字を打ち出していく。

『あきれた?怒ってるっスか?』

「あ?怒ってねぇし、呆れてもねぇよ。ただ、よくやるなって感心してただけだ」

『?』

クエスチョンマークだけ表示された携帯を見て、妙に笑えた。

別に、解らないのであれば首を傾げたり、その表情を見ればわかるのだ。

答えるかどうかは別としてな。

「俺の腕、噛んで何か楽しいのかと思ってな」

「・・・」

俺の疑問に、少し間をおいた後、黄瀬は再び画面を操作して文字を映し出した。

『別にセンパイの腕噛むの、楽しいわけじゃないっスよ?』

「・・・じゃあ、何で噛むんだよ」

『秘密っす!』

にっこり、笑った顔に何も言えなくなる。

問い詰めても良いが、この笑顔が見れなくなるのは嫌だから。

「そうかよ。・・・あー、くそ。そろそろ飯にすっぞ。何食いたい?」

『何でもいいっす!笠松センパイが作ってくれるなら!』

「そーか、そーか」

やる気のない声で返事をすると、黄瀬の頭を撫でて俺は昼飯を作るのに立ち上がった。


それは、とある休日の昼の事。


End


おまけ

「笠松、それ・・・」

「あ?」

「それだよ、その両腕の・・・」

森山に指された場所は、黄瀬が休みの日に俺に付けた噛み跡が有る場所だった。

「あぁ、これか。これが?」

「いや、・・・笠松も大人になったんだな!くっそ、お前に抜かされるとは思ってなかった!!」

「はぁ?」

「リア充爆発しろ!!」

「意味わかんねーこと叫んでんじゃねぇよ、お前外周行って来い」


おわれ(落ちはどこに持ち付けばいいんだ)


もうさ、あれだよね、噛み跡って独占欲の表れだと思うんだ!!

ん?何で女体化?笠松先輩の足の間にすっぽりと収まる黄瀬が見たいがためっていうか書きたかったためだけの女体化だよ!!設定なんて、海の藻屑と消えうせた!!!!←



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