好き過ぎて辛い
設定?
火神→猫又、重種、ベンガルトラ
青峰→猫又、重種、クロヒョウ
黒子→犬神人、軽種、先祖返り
うちの受け峰さんはピュア峰さんです。
結婚はするけど、産むのは青峰、育てるのは火神。何せ、かがみん家事得意のメシウマ。
数回に一回はリバで行い、けれど物足りなくて火神君にその後押し倒される青峰アッー!
火神とストバスで競い合うのは、青峰の圧倒的な勝利しか無くても、それは時間を忘れるほど楽しかった。
まさか、自分が此処まで火神に執着して1on1をするなんて思ってもみなかった。だけど、火神とする1on1は心地よかった。火神が、自分だけを見る。自分だけがアイツの視界にあって、アイツだけが自分の視界にあって、互いが互いしか見ていない空間。
1on1の間だけだったとしても、青峰にとっては大切な時間だった。
何で、なんて知らない。考えたことも無い。ずっと、この時間が続くと思ってたから、考えることも、必要無いと思ったから。
けれど、それは唐突に崩されることになる。
「青峰君、久しぶりですね」
「テツ・・・っ」
中学時代の懐かしいような声に、眉を潜めて声の方向を見ると、火神の隣に水色の頭をした元相棒のテツがいた。
そして、二人の魂現を見て息をのむ。
―――どうして?
ふと過る疑問。けれど、それが何に対してだか、今の青峰には解らない。
けれど、ふと嫌なモノが湧きあがってくるような、そんな感覚にも襲われた。
「どうしたんだ、青峰。どっか、具合でも悪いのか?」
いつもと様子の違う青峰に、火神は訝しげに近づくと、青峰の顔に手を伸ばす。
その手を、反射的にはたき落とした。
「別に、何でもねーよ。1on1すんだろ?さっさとやろーぜ」
「あぁ、でも」
「うっせーな!やんのか、やんねーのかはっきりしろ!」
「やる!けど、お前」
「さっさと準備しろ、このバ火神!」
その後、何も無かったかのようにバスケをして帰る火神と青峰。
黒子と帰る後ろ姿を見て、何か締め付けられるような気になり、なんだこれ?と首を傾げる青峰。
その正体も解らずに、早足で青峰は家路についた。
(↑ここの内容を全て消して覚えてないから巻いて行くよー、書きたい所だけ抜粋↓)
「あ、れ・・・?」
何で、あいつを思うとこんなに胸が苦しい?
何で、こんなにも辛いんだ?テツは俺の元相棒で、アイツの今の相棒で、だから一緒にいたって、不自然じゃないのに、寧ろ自然なのに・・・、
何で?だって、アイツは俺のことなんて好きじゃない!俺ばっかりが・・・
おればっかりが・・・
「何だこれ、何で泣いてんだ俺・・・」
再び溢れ出して来た涙で目の前が歪む。
本能が、叫ぶ。
感情が、暴走する。
理性が、押しとどめようともがく。
けれど、気付いてしまった。
無意識の中から出てきた感情に、今、気が付いてしまった・・・
―――俺ばっかりが、スキ?―――
そう思うと、今までのもやもやとした感情が晴れて行くようで、同時に酷い絶望を感じた。
「はっ、ははっ・・・」
無性に笑えてくる。
何せ、恋と知ったとたんに、失恋していたのだから。
ぞわり、と身体の芯から冷めていくような感覚。
「青峰っ!!」
名前を呼ばれるたびに、本能ではこいつを求めているのに、感情で、理性で、気がついたそれを否定するから、内側から壊れていくように末端から冷たくなっていく感覚がした。
どうした、と触れられたところから、溶けて壊れてしまいそうで、その手を振り払った。
「お、まえ、俺にもう、関わん、な」
「はぁ?ちょ、青峰?おいっ!?」
そのまま走り出した俺の後を、火神は一瞬唖然としたあと、追いかけてくる。
けど、絶対追いつかれない自身はあった。俺の方があいつより早い。
俺は、そのまま声を無視して走り続けた。
気がついたら、いつものストバスコートに来ていた。
ここだって、想い出の場所だ。笑える、こんなところまでつながりを求めるなんて。
疲れたのもあって、素直にベンチへ腰をかける。そのまま片方の足をベンチへ引っ掛け、その膝頭に額を宛てた。
流れ出した涙は止まることを知らないのか、走ってるあいだも、こうして止まって、アイツから離れている間も止まる気配なんてない。自分じゃ止められない。
だから、流れ続ける。
近付いてくる足音、かけられる声。
そのどれもに反応したくなくて、耳を塞ぐように両膝を立て、顔を埋める。
「お前、何やって・・・」
「っるせぇ、黙れ、消えろ」
「そんな声で言われてもな」
さっきから、涙の止まらない俺の声は情けないぐらいにかすれていた。
「なぁ、青峰」
「さわ、な!」
そう言って、振り払おうとした腕を掴まれる。
その腕すらも冷たくて、火神は熱くて火傷しそうなほど苦しかった。
「俺、お前になんかしたか?」
「・・・」
腕を掴まれたままきっと見下ろされてる。
けれど、その顔を見たくなくて、顔を上げることもできない。
だから、一度だけ首を横に振る。
「じゃあ、何で俺のこと拒絶してんだ?」
「・・・」
答えられない。答えられる訳が無い。
答えなんて持ち合わせてない。
だから、無言を貫く。そうすれば、火神だって諦めるだろうから。
そうして、どれほどの時間が経ったんだろうか?
10分は経過しただろうか?
まだ、ほんの1分にも満たない時間だろうか?
長く、長く感じられた沈黙の末、火神はため息を吐いた。
「はぁ、ここじゃ埒があかねぇ・・・お前も冷たいし、家行くぞ」
「・・・っ!!?」
驚いて顔を上げてしまう。すると、俺の目は火神の優しそうに、けれど少し起こった感じの目とぶつかった。
「やっと俺の事みたいな。まぁ、俺の家に行くのは決定事項だけど」
「ほら、行くぞ」と手を引かれ、唖然としてるうちにそのまま強引に進められる。
「は、離せ!」
「うるせー、黙ってついて来いよ」
「バカ神!!」
「お前はアホ峰だろーが」
火神の手を離そうともがいたけれど、その手は火神の家のソファーに座るまで完全に話されることはなかった。
待ってろ、と言われ火神が離れて行く。
ここまでくれば、抵抗も何もする気にはなれなかった。
マグカップを2つ持って来た火神は、俺にその片方を渡す。
甘い香りがその中から立ちこめる。
口に含むと、裏切らない甘さが広がった、どうやらココアみたいだ。
「で?その拒絶、何だ」
「・・・」
「だんまりはもう止めようぜ?」
「・・・っ」
くそっ、と悪態をついてから顔を上げて火神を久方ぶりにしっかりと見る。
「なぁ、青峰・・・」
「・・・れが、・・・なった、から」
「は?」
声は震えて、小さく、火神には届かなかったみたいで、俺はここまで来たらもう何が起こっても同じだと諦めの境地で叫ぶように告げる。
「俺がお前を好きになったから!お前は、テツのなんだろ!!俺のモノにならないんだろ!?だったら、俺は・・・」
俺は・・・、そう消えそうな声で言う。
震える声も、身体も、全て火神を欲していると言うのに、目の前の男は絶対に俺のモノにはならない。それが異常なまでに苦しかった。
「青峰」
マグカップを奪い、両方ともリビングテーブルに置いた火神は俺に壊れ物を扱うように触れた。
「何勘違いしてんだ?」
「・・・はぁ?」
「黒子とは別に、バスケ意外の関わりは殆どねーぞ。大体、俺は黒子のモンじゃねーし、好きじゃねー。そら、チームメイトとしては好いてるけど、一個人としては普通な部類だ」
嘘だ、と口を吐いて出る言葉。
「だって、お前あんなに、魂現・・・」
「黒子がどう思ってるかは知らないけどな、俺はセックスアピールとして魂現を通わせてなんかいねーぞ、ただ相棒だから通い合うってのはあるかもしんねーけど」
何だそれ、と無意識のうちに強張っていた力が抜ける。
「それにしても、俺お前がそんなに俺の事スキだなんて知らなかったけど」
「・・・うっせ、バカ神」
恥ずかしくなって顔を逸らそうとしたら、それを封じ込められる。
火神の顔が近づいて来たと思ったら、唇に触れる暖かい感触。
「ん・・・?」
「俺も好きだ、なんて知らなかっただろ?」
なぁ、青峰?
そう、囁かれた言葉に、意味をなさない声を出すその口を、もう一度火神のそれで塞がれた。
感じたのは、火神の暖かさと、ほんのり苦いコーヒーの味・・・。
End
青峰は黒子と火神の仲を誤解していました。
火神は書いてないけど桃井と青峰の仲を誤解してました。
火→←青な火青
3巻ののりりん見てたら、何となくこんな妄想が頭の中で繰り広げられました
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