見上げれば、青


※あてんしょん、と言う注意書

・青峰が女体化してるよ
・二人は付き合ってないよ
・桃井は、女子バスのマネージャー
・ただし、青峰について回るときもあるから男バスでもマネージャーの真似事してるよ
・キャラが全体的に掴めてないよ
・趣味で、空気化が進んでるきゃらもいる。


ほらほら、皆さんOKかい!
ほんなら、れつごー↓↓














今吉と、桜井、若松らバスケ部と天気も良いので、昼食とミーティングを兼ねて中庭に向かう途中のこと。

「ひーちゃんっ!」

上から、悲鳴みたいな声がしたと思い見上げると、女の子が降ってきた。

「「はあ!?」」

咄嗟に、両手を伸ばし受け止めるが、衝撃でバランスを崩して倒れた。

「諏佐!大丈夫か!」
「あぁ、俺は平気だ。おい、おま・・・」

え、と続くハズだった言葉は落ちてきた少女を見て引っ込んでしまう。

「あれ?生きてる」
「青峰!」

お前、何してんだ!
若松のでかい声が響く。桜井は、すみませんと何に謝ってるかわからないが、言いながら、大丈夫ですか?と心配している。
それもそのはず、女子バスに所属していながら、男バスに預けられた問題児だ。
今回のミーティングは、試合に関してなので、元々女子バスの青峰は呼ばれてなかった。

「若松じゃん、うるせー」

顔をしかめて、耳を塞ぎ若松にしっしっと手を振る青峰。
そんな青峰に更にいい募る若松を今吉が制す。

「せやけど、どうしてお前が空から降ってくるんや」

あー、と頭をがしがしとかいた青峰はあそこ、と三階のとある教室の窓を指す。

「あそこ、俺の教室な。窓開けて座ってたら、落ちた」

流石に死ぬかと思った、そう言って笑う青峰。顔だけはいつも通り、と言うより、自分でも気が付いていないんだろう。下半身に全く力が入っていない。さっきから、諏佐の上からどけるタイミングは何度もあったと言うのに、それをしない。寧ろ、時折落ちた時を思い出してか、僅かに震えてる。
どうするか、と考えた時、今吉と目があった。
その口元が弧を描くのを見て、そっとため息を吐いた。

「よっと」
「うわっ、すっ、諏佐さん?」

青峰を抱えながら立ち上がると、器用に自分と青峰を、パンパンっと付いたゴミを落とした。

「おっ、卸せ!恥ずかしいだろ!」

諏佐の予想外の行動に、呆然としていた青峰だったが、自分の今の体制に羞恥が募るのか真っ赤になって、暴れだす。

「お前、中履きだろう」
「うっ・・・拭くからいい!だから卸せってば!」
「却下」
「何でだよ!」
「お前、面倒臭がって拭かねーだろ。玄関掃除って俺らのクラスが担当なんだよ。汚されたら面倒だ」

その返事に、図星のようであーだのうーだの言って、大人しくなる青峰。
まぁ、それ以前に片方の手が諏佐を掴んで離さない。

「ひーちゃんっ!」
「おぅ、さつき」
「おう、じゃないよ!!ひーちゃんのばか!危ないってだから言ったのに!」
「あー、あー、わーるかったって!」

面倒くせぇな、そう言った顔をしているが、実際少々罪悪感があるのか、顔が少しだけさっきより暗い。
そんな青峰をみて、桃井はもうっ!と言ったのを最後に怒りを鎮めた。

「それよりひーちゃん、何でお姫様抱っこして貰ってるの?」
「言うんじゃねぇ!」

羞恥が蘇ったのか、真っ赤な顔をふいっと桃井からそむけると、諏佐に抱き付き、顔を隠してしまう。
それにふふっ、と桃井が笑い、諏佐も軽く笑う。

「あぁ、そうだ。桃井、俺は青峰送ってくついでに保健室寄ってくるから、代わりにミーティング出て貰っていいか?」
「はい、それは構わないんですけど」
「後で纏めて報告してくれ、頼む」

諏佐の言葉に、青峰と諏佐を交互に見ていた桃井は、最後に今吉と目を会わせ頷いた。

「解りました、ひーちゃんをよろしくお願いします」
「ほな、頼むで」

ペコッと諏佐に向かい頭を下げた桃井は今吉たちに付いて中庭に向かった。

「じゃ、行くか」

それに、無言のまま頷いた青峰に苦笑しながら、歩き始めた。
青峰に気付かれないようにそっと玄関を抜けると、保健室の扉を開けて滑り込む。
養護教諭は幸い不在のようだ。
そのまま、迷いなく窓側のベッドへ腰を降ろすと、青峰を自分を跨ぐように座らせた。

「青峰、どっか怪我はないか?」
「どこも、なんともねーよ」

あんたは?と、小さな声で呟かれた疑問に苦笑して、青峰の頭を撫でた。

「何ともないよ」

そっか、そう安心しつつも、青峰は頭を上げない。

「何すねてるんだ?」
「拗ねてねーよ!ただ、・・・」

重かったろ?

そう、探るように言う青峰に思わず笑ってしまう。

「ははっ、重くなんかねーよ。むしろ、お前軽いから、リングまで届くんだなって思ってたところだ」
「そんこと、ねーよ」

そうか、と言ったそこからの会話はなく、ただ、諏佐が青峰を抱き締めて、時折撫でてやりながら一緒にいただけだ。
そうして、幾ら経っただろうか?
青峰は、漸く諏佐に抱き付いて涙を流し始めた。

「・・・怖、かった」
「しぬ、んじゃないかって」

ぽつり、ぽつり、と溢される青峰の本音に、ただ何も言わず、撫でて宥めていただけ。
それでも、全部吐き出せた事にスッキリしたのかいつの間にか青峰は寝てしまっていた。
諏佐は、青峰の中履きを脱がせると、自分のも脱ぎ、ベッドの中へと潜り込んだ。

うとうととした意識の中、遠くでチャイムの鳴る音だけが聞こえた。

(あぁ、久しぶりのサボり、だな)

end

この後、なかなか戻って来ない二人を探しに来た桃井と今吉に見つかって、弄られればいいよ。きっと、二人の態度は堂々としたものなんだろうけど。

青峰って、人前で泣かない気がして、強がると思うんだ。
ほんとは、泣く話を書こうとしたんだけど、思ったら話が逸れちゃった((笑))

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