女の子攻めって言うものを聞いたもので


女の子攻め、と言う単語を読んで。

肉食系女子、笠松×一応常識人の枠に入る、黄瀬

というものを思いついたので上げてみる。


とりあえず、黄瀬がなんとなーくかわいそうな、そうでもないような、そんな感じの話。

注意としては・・・、かっこいい笠松さんがいないってことぐらいかな!!!















どうしてこうなった!!!説明、おい!!戻って来いよ!!!


「はっ、はは・・・」

「どうしたんだ、黄瀬?」


裸の俺に跨る肉食系女子、基、笠松幸緒と言う自らのセンパイに、目の前が真っ暗になりかけた。


「黄瀬?おい、大丈夫か?」


大丈夫じゃねぇよ、現在進行形で!!!

何でとか、どうやってとか、そう問いただしたい気持ちを取り合えず抑えた俺は、何とか意識をこちら側に保って、センパイを見る。


「ダイジョウブッス・・・、それよかセンパイ、とりあえずキチンと服着ましょうよ」

「何で?」


ちなみに言っておくが、目の前のセンパイは(きっと、たぶん、いや絶対俺の)Yシャツのみをボタンも留めずに着ている。その他、一切下着から何から身につけてないって言うのも問題だと思うんだけど。

つか、何でって・・・なんで!?この人、こんな破廉恥な格好してて、何で平気なの!?


「いやいやいや、ジョーシキ的に考えて下さいッス!!」

「うわっ、黄瀬に常識諭されるとか」

「俺の扱いって・・・」


なんだか、悲しくなったけど、ここで負けるわけにはいかない。


「とりあえず、退いて下さいッス」

「ヤダ」

「ヤダってあーた・・・」

「敬語使え、シバくぞ」


と、言いつつ降って来る手。容赦の無い一撃が、大きな音を立てて裸体に触れる。


「イッタ!!!」


大きな音と、俺の痛がる様子に、少し目を泳がせた先輩は、俺が大丈夫だとわかると、ツンッと顔をそらした。ツンデレか!!


「そもそも、何で俺の部屋にいるんすか、センパイ」

「お前の知り合いって知ってる管理人さんに、体調崩してるみたいだから見に来たって言ったら開けてくれたぞ」


ちょ、何やってるんだあの人!!!俺が体調悪くなったりしたら、真っ先にマネさんが飛んで来るっての!!


「ちなみに、自分のこと彼女とか・・・」

「あぁ、言ったぞ?」


おわったぁあああああああ!!!俺、詰んだ!!詰んだよ!!!!ちょっと待ってよ、いや待ってって!!!!

この人何考えてんの!!??俺、モデルなんだけど!!!??フショージとかとんでもなく困るんだけど!!!!!


「ちょ、何言っちゃってくれてんですかアンタ!!!俺、モデルっすよ?解ってる!!!???」


ガバッと起き上った反動で、先輩と対面する形で近づく。

すると、先輩は俺の言葉なんか気にした風もなく、叫んだ唇を塞いできた・・・、っておい!!!


「なっ、ななな、」

「あっ、ごめん。つい」


つい、でキスすんなよ!!!

アンタ女子だろ!!!!!!












「もー、何なんッスかあの人!!!」


そう言って、休み明け。部室にて、笠松先輩と付き合いの長い森山先輩と小堀先輩に愚痴る。


「勝手に彼女名乗って俺の部屋に侵入してくるわ俺のYシャツは勝手に羽織ってるわその下は裸だわ何なんッスか?据え膳装った詐欺ッスか?それで襲ったら俺めっちゃ犯罪者じゃないッスかふっざけんなよおい!!!」

「おーい、黄瀬。落ち着けー」


とりあえず落ち着け、と肩を叩かれる。

試合でもないのに何でおれこんなに息上がってるんだろ?


「とりあえず、落ち着こうか黄瀬」


そう、小堀先輩に促されて部室の真ん中に置いてある椅子に座らされた。


「で?何があったって?」

「だから、昨日気がついたら部屋にセンパイが俺の部屋に居て、何でか俺のYシャツ着て、俺の上に跨ってたんですってば!!」


あの光景は今思い出しても突っ込みどころが満載で、俺はもうどうしていいのか解らない。

女癖が悪いって言われてる俺だけど、そう言うのってこう・・・、遊びなれてる感じの子たちだから、センパイみたいないかにも真面目って感じの人と付き合ったこと無いし戸惑う。それに、笠松先輩は男嫌いだ。そりゃ、慣れてる森山先輩や小堀先輩は別として、この男バスでマネージャーやってるのにも関わらず、男子相手だと“あぁ”か“違う”その二種類でしか会話しない事も有名だ。

そう言えば昨日、初めて会話らしきものをしたな。・・・、そんなこと思ってる場合じゃない!!


「で?笠松に手、出してないよな?」

「出す訳無いでしょ!!!仮にもマネージャーっつか、チームメイトっすよ!!?風呂場に先輩の荷物と一緒に放り込んで、着替えて帰ってもらいましたよ!!!」


着てたYシャツはそのまま持って帰られましたけどね!!!

何で俺がそこまで苦労しなくちゃいけないんだろう?しかも、休日だったんすよ?

マジで、カンベンしてくれッスよ!!


「何だ、手、出さなかったのか」

「据え膳だったはずなんだけどなぁ」

「あんた等か先輩にいらん知恵与えたンわ!!!」


あっ、バレタ?と笑う森山に、視線をふぃっと逸らす小堀先輩。

くっそ、この人たち俺で遊んでるだろ!!!


「おーい、お前らまだかー?」


そう、部室の外からセンパイの声が聞こえて、慌てて着換え出すが、その間にセンパイは部室に入ってきてしまう。


「ちょ、ちょぉおおおおお!!!!」


丁度、シャツを脱ごうとしていた俺は、慌ててその手を引き下げる。

チッ、と言う舌打ちが聞こえたのは気のせいじゃない絶対に!!!


「ユキ、失敗したんだってね」

「おー、俺ってそんなに魅力ねぇ?」


そんな事は無いよ、と笑う小堀先輩を殴りたくなったのはこれが初めてだ。

森山先輩なら、何度かあるんだけどな。


「笠松みたいな美人が彼女なんだからそれは無いだろ」

「・・・んん!!?」


誰が誰の彼女だ!?


「ちょっと待って!俺、先輩と付き合って無いっすよね?」

「そうなんだよな。そこが問題だ」


そこが問題だって、真面目な顔して言う事じゃないと思う。

てか、先輩の脳内っていつからこんなにぶっ飛んでんの?

つか、今そりゃ先輩方と俺しかいないけど男子のこもる部室になに平気な顔して入ってきてんのこの人!?


「なぁ、黄瀬」

「はっ、はい?」


何だろう、嫌な予感しかしない。

何でだろう、この数日ってか数時間?でセンパイの今までがもろく、クズれ去ってく・・・。


「どうしたらアタシのモノになるんだ?」


そんな、さも解りません純情ですって顔で首傾げられたって


「なるわきゃねぇえっすよぉおおおおおおお!!!!!!」


誰が変態を彼女にしたいと思うんだ!!!!!

いや、もうぶっ飛びすぎだろ!!!!!!


「そうか、なら縛って調教してもいい?」

「止めて!チョウ止めて!!!全力で止めて!何先輩方も応援ムードかもし出してるんスか!!!?ありえねぇッスよね!!!?止めろよ!!!!!!」


何だ海常ってヘンタイ、いや、ヘンジンしかいないのか!!!!!?????


この時初めて俺は、海常に来たの間違いだったカナー?と遠い目になった。




こんな黄瀬と笠松さんって無いわー。

しかも、このまま行けば、黄瀬が監禁調教エンドだよ。笠松と付き合うまで出してあげないとか、三年全員で協力しちゃう感じ?←止めたげて



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