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翌日、そして午後。

ようやく来た、お買い物に行く日!



老師さまとアルシャドはお留守番らしく、
私とランを見送るために一度作業の手を止めて暖炉の前に集合する。

買ったものを入れる籠をしっかりと持つと、
ランが私の手を取った。


「シャラ、準備はいいですね?」
「うん!ランこそ、忘れ物無い?大丈夫?」
「ええ、私は大丈夫。では、行きましょうか」


そう言って一度に二人入れる特別製の大きな暖炉の前に二人で立ち、ランが粉_フルーパウダー_を一掴み振りかける。


そうして緑色に変わった炎の中へ入り、ランが目的地を声にした。









「ダイアゴン横丁」