光がまぶしい。 独りたたずむわたしがいる。 その向こう側に見えるのは… あれは誰…? セル…? セル…なの…? やっぱりあなたなのね 助けてくれたのは… あたたかな夢。 そして懐かしい感覚が蘇る。 わたしはあの時の彼が忘れられなかった。 まるでいつもと違う、もう一人の彼を垣間見たあの瞬間…わたしに向けた微笑む顔… セル… きっとまたわたしは泣いているのだろう。 あの人には…見捨てられたくない… 『○○○』 すると腕に頬にそしてふわりと口元にあたたかみが感じられ、虚ろな目の前には彼が…セルがまるですぐそばにいるような、そんな空気を感じた。 まさか… 目が覚め思わず体を起こした。 暗い部屋には時計の針の音が静かに鳴り響く。 「…」 わたしにはただ虚しさが増すだけだった。 ページ: ストーリー: 小説TOPページへ サイトトップページへ |