大きな爆発音とともに、煙が立ち込める。 それは残った力を振りしぼり超サイヤ人となったトランクスから放たれた気功波だった。 「母さん済まない…タイムマシンが…」 そう言いつつ、完全に気絶してしまうトランクス。その彼を見てブルマが駆け寄る。 「トランクス!!しっかりしてよ!」 煙がようやく晴れ、わたしは大きく張ったバリヤーを解いた。タイムマシンは…良かった、無事のようね。 ただ一瞬遅れたために左腕を負傷してしまった。その姿を見たブルマは、驚くというより何ゆえなのかと言わんばかりの表情で見つめている。 「あ、あんたそこまでしてタイムマシンを…?」 「さすがサイヤ人の血を引く男ね…こんな力を残しているなんて。タイムマシンは借りるわ、後でトランクスに礼を伝えてね」 「待って!あんた過去へ行くつもりなの!?一体何のために!?」 ブルマの声が響く。 わたしは…わたしの失ったものを取り戻すためにタイムマシンを取りにきた。同情の余地もない。わたしは今自分のやるべきことだけを考えればいい。 だから、わたしはこう答えたわ。 「…あなたが知る必要はないわ」 ○○○を乗せたタイムマシンは過去へと飛び立っていった。 設定は「エイジ767 5月12日」 別次元のトランクスが行く過去と同じだった___ ページ: ストーリー: 小説TOPページへ サイトトップページへ |