何故会ってくれないのですか。会えない理由があるのなら教えてください。

君から返事をもらったとき、凄く凄く嬉しかったんです。あんなふうに心の底から晴れやかな気持ちになることは久方ぶりでした。
それと同時にだんだんと、ふつふつと、怒りもわいてきたのです。

だって、君は僕の知りたいことをなにも教えてくれないじゃありませんか。
君の名前も、オーロラのことも、なんにも。

ミスタ達のことなんてどうでもいいんです。
あれは手紙に書くことがなくなってきたから、ちょうど目の前にいた彼らを適当に面白おかしく書き立ててみただけで、焦点を当てて欲しい話題じゃないんだ。
…そういうところに腹が立つんです。


お願いですから、声を聞かせてください。顔を見せてください。会うのが嫌なら電話でもいい、どうか。

それでも、どうしても、無理だと突っぱねるんでしたら、せめて同封した種から花を咲かせてください。
君を想って育てた花より落ちた種です。
僕は君に見せたあれより、綺麗に花を咲かせるのがずっと上手になりました。

僕からの最後のわがままです。どうか聞き入れてくださいね。

さようなら。




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