さてどうした事だろう。
生きてます!!
うん。状況を確認してみよう。
上見ます。
丁度木々がありません。
辺りを見ます。
血の海です。
自分を見ます。
服破けてます。下着見えてます。
どうなってんの!?えっ状況見ればこれ一回死んでるよね?血だらけだし。
誰がどう見てもこの状況だとそうなるよね。
落ちて地面にぶつかった記憶がはっきりしているから実際に自分は空から落下して死んだのだろう。
うっ思い出したら気持ち悪くなってきた。
「おぇっ!」
あの独特のツンと鼻をつく臭いが襲ってきた。
ぼたぼたと口からこぼれ落ちるものに気持ち悪さが増す。出てしまったものは仕方が無いから、全て吐き出してしまおう。
大分落ち着いてスッキリした。口をすすぎたいけど、どこかに水はないかな。
服もぼろぼろだし、血まみれだし。体も痛いから、どこか体も心も休めるところに行きたい。
ふらふらというかよたよたした足取りで周りの様子を確認する。
なんもねー!!何処だよここ!!!
どこ見ても、木、木、木。四方八方木だらけ!道という道もないし、人の気配もしない。
まさか無人島みたいな?人いないの?ここ。
やっべー、これからどうして生活したらいい?
そもそも私料理が壊滅的だから、詰んだこれ。野垂れ死ぬ運命なのだ。なーんて諦められるかぼげぇ!!
ひとりツッコミほど悲しいものは無いね。
さてそろそろ行動を始めないと、夜になったら動けなくなる。
というか、来たことも見たこともない場所を勘を頼りに動いていいんだろうか?迷子にならない?
ただでさえ方向音痴疑惑があるのに。。
由々しき事態だ!
「だーれかー!いませーんかー!!!」
大声で叫ぶも反応なし。
1人で大声出して叫んでると羞恥心がね、湧き上がってくるわけですよ。
早々に止めましたよね、恥ずかしくて軽く死ねるわ。一回死んでるけど。
そんなこんなをしながらウロウロしてると、そこら辺の茂みから何かが飛び出してきた。
まさか、黄色の電気ネズミ!?
なんて冗談半分で身構える。いちおうね!一応!
すると出てきたのはなんと、ワカメみたいな髪の毛のイケメンなお兄さんでした。
そんなばなな!