ある日の夜

プルルルル プルルルル



〈はい、もしもし〉

「もしもしフランですー。定期報告の電話ですー」

〈それくらいわかってますよ。早く報告をして下さい〉

「はーい。えーと、前どこまで報告しましたっけー?」

〈まったく………それくらい、自分で覚えといて下さい。はぁ、貴方が修学旅行に行ったのは聞きました〉

「あー、そこまででしたかー。えーと、じゃあ、ミーのクラスに自律思考固定砲台さんが来ました」

〈はい?〉

「なんか、自分で思考して、その場で銃をぶっ放してましたねー」

〈なるほど。まぁそれくらいならボンゴレの脅威にはなりませんね〉

「そうですねー。あとは、E組の人達の何人かが、一般人に習った技術を使ってました」

〈それは問題ですねぇ〉

「あ、やっぱりですかー」

〈ちなみに、どうしてそうなったんですか?〉

「なんかー、クラスの1人が二股されて、暴言を吐かれ、それを見ていたタコせんせーが激怒して、みんなで仕返しって感じでしたねー」

〈なるほど。まぁ、どんな理由でも一般人に技術を使ったのならアウトなんですけどね〉

「じゃあなんで聞いたんですかー?」

〈興味本位、ですかね。それと沢田綱吉あのあまちゃんに報告しなければならないというのもあります〉

「へー、そうなんですねー。あ、あとはー、タコせんせー、水が弱点っぽかったですー」

〈曖昧ですね〉

「まだ確定ではないんですよねー。ただ、あのタコせんせーが必死に雨を避けてたのでそうかなーと。なんかふやけてましたしー」

〈では、事実確認をした後また報告して下さい〉

「はーい。じゃあ今回の報告はこれくらいで終わりですー。さよーならー、パイナッポー師匠ししょー

〈クフフフ。後で覚えておいて下さい、おチビ〉





ある日の定期報告の内容






(あ、あの変態野郎とビッチせんせーと烏間せんせーのこと報告するの忘れましたー…………ま、いっか)

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