乙女座/zm
彼奴はいつだって正義を貫いている。俺がもし、道を殺めようとするのならば彼女は必ず止めてくれる。俺がもし、死のうとするのならばきっと彼女は俺を止めてくれる。何度も何度も何かをしていても彼女きっと俺の事を見てくれる。俺は彼女に依存しすぎたんだなって思うんや。
「なぁ、お前はなんで正義を貫くんや」
「なんでってそれは自分存在を意味するためだよ。」
なんて彼女は言うんだ。どうにも俺にはわからん。彼女がどんな思いでいつも、正義を貫いているのか分からないのだ。庭で彼女と話していると彼女は指をだす。そこに蝶が止まる。彼女はその蝶を見ながら
「綺麗よね。この蝶は何も知らずにして飛んでいるのかしら」
そう言って彼女は息をかける。蝶はどこかに飛んでいき綺麗に舞っているようにして見えるんや。なんでやろうか。ここまで俺は綺麗やななんて思った奴なんておらんかったのに。どうしてここまで惚れてしまうんだろうか
「ねぇ、ゾムはどうして、ここにいるの...」
その言葉と同時に彼女の表情が読めなくなる。いや、顔面が黒く塗りつぶされている。何故、そのようになっているのかは全く分からない。彼女の顔はどこに消えてたのか分からないのだ。
「ねぇ、ゾムはどうして仲間を守ろうとするの」
顔面を黒く塗りつぶされた彼女は俺の方へ一歩。また一歩と進んでくる。俺は恐怖のあまり、動けなくなった。彼女の腕が俺の頬を触り何かを確認している様子である。美しく綺麗だなって思っていた彼女は黒く塗り潰されてどこか毒々しく呪いがかけられているように思えたんや。
「俺は仲間が大切なんや。俺は....俺は仲間を守る。俺の正義は仲間を守ることなんや。」
そう言うと彼女の真っ黒と塗り潰された顔は綺麗剥がれて美しく綺麗な笑顔が俺の目には写った。それは脳裏までに行き。これが美しい存在なのかと思ってしまうほどだったんや。
「分かってるんなら、来た道を帰りなさい」
そう言って彼女は砂のように消えていく。そこから一匹の蝶が綺麗に飛びだって行く。空へ空へと飛びだって行くと言うよりは綺麗な舞いを見せてくれるんだ。緑の砂は俺に魔法をかけるようにしている。
俺の司会は真っ暗になり次に目を覚めれば真っ白な天井に薬品の匂いが漂うどこかで目を覚ました。
上半身だけを起こせば俺はこの景色をどこかで見たことあるんや。そう、ここかは俺たちが拠点としている場所の医務室だ。
「ゾム、目を覚ましたんだね」
そう言ってしんぺい神は駆け寄ってくる。俺は何故、ここにいるかは分からないが、ただ一つ覚えてくることは。
彼女は俺が生きていた中で一番美しい笑顔を持っている美しい女性ということや。
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