女子生徒/syp


薔薇のように綺麗な紅色の瞳に漆黒な何色にも染まらないツインテールをしている。セーラーと云う名の制服に身に纏った少女に俺は一目惚れをしました。ここまで美しい女の子はいなかった。

「ねぇ、君」
「ん、何。」

俺は無意識のうちに話しかけていた。何処にでもいるような顔ではない。ずば抜けていてまるでアニメのキャラクターがこの世に現れたのような感じの子だった。

「そこで何してるんですか」
「猫と戯れているだけ」

そう言って真っ黒な猫は首に何もつけていないからきっと野良猫なんだろう。彼女にとても懐いている。少しだけ羨ましいけどそんな事よりもなんで、こんな子がここに居るのか分からない。

「普通なら学校とかある筈なんやけどもこんな所で何してるんですか」
「いや、別に。」
「早退してきたんっすか」
「そうだけど。」

なんて言って会話をしているが女の子は動きも無いのかここから立ち去ろうとしない。ずっと黒猫に絡んでいるだけである。

「早退したなら家に帰った方がいいんじゃないっすか」
「家に帰った所で居場所なんてないから」

そんなことを言う彼女の瞳は何処と無く寂しそうで苦しそうな感じであった。そんな風に考えていると彼女からお腹の音が鳴る。

「お腹空いたんっすか」
「別に...」
「空いているんっすね。今からお昼作るんやけど食べますか」
「知らない人について行ったらダメって」

そう言う彼女は矢張り、学生なんだなとマジマジと思う。そうか、自己紹介してなかったから確かに知らない人やな

「ワイはショッピって言います。御飯どうします」
「家に帰ってもご飯とか無さそうだから食べる」

そう言うと彼女は黒猫に手を振って立ち上がる。黒猫は何処かに言ってしまう。何度見ても彼女は美しいの一言が似合う。ここまでに美しい人を見た事あるか。否、無いよはずや。

立ち上がってからスカートにある埃などを叩いて綺麗にする。この制服、どこかで見た事あるなと思ったやけどこの周辺の女学院。つまりは私立学校の物であるな。

「それでどこら辺の家なの」
「すぐ近くだから大丈夫やで。」

そう言って俺は歩いていくと隣で来ては一緒に歩いてくれる。

「ほんま、可愛ええな」

なんて独り言を呟いてしまう。









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