冥王星/syp
暗闇の中で俺は一人歩いている。ここはどこだろうか。なんで、俺がこんなところにいるか良く分からないが俺はどこを歩いているのか分からないが。どこからだろうか残響が聞こえている。どこから流れているものなのかわからない。
「ほんま、ここはどこなんっすか」
なんて辺りを見渡してもやはり暗闇だ。少し歩いた先になにか光るものが見えた。俺はそれに縋るようにしてその場に行く。そこには白色の髪で眼帯を着けたこの世のものだとは思えないような綺麗な女の人がいた。
その女の人は手のひらに光る何かを持っていた。なぜ、このような場所にいるのか不明なんだけど。まず、そもそもの話はこの人に話しかけて言語が通じるのかどうかも分からない。物は試しということで俺は試してみることにした
「あの....」
肩には触って彼女の反応を伺ってみる。彼女は綺麗にこちらに向いてくる。彼女は頭にハテナを浮かばせてこちらの反応を促している。
「ここが何処か分かりますか」
なんて聞くと彼女は閃いたというのか手のひらに乗っている光る何かを俺に渡してくる。俺は手のひらに乗せる。彼女は納得したかのように笑顔になる。だけど、ここで一つ疑問が出る。俺は喋れてるし通じているのになぜ、女の人は言葉を発しないしのか。
彼女はそれを渡すとどこかに進んでいく。俺は立ち止まって見ていると彼女は着いてきてと言うようにしてこちらに向いてくる。
俺は女の人をどこかで見たことある。だけども思い出せない。このような美しい女性を忘れるような馬鹿な人間じゃないっすけど。何故か忘れてしまっているんですよ。
「なぁ、貴方はどうしてここにおるんですか」
指を顎に置いて悩んでいる女の人は何故、答えを出してくれへんのか。何故、話してくれない。言葉を発してくれないのか何故、喋ってくれないのか。俺はずっと疑問に思っている。
女の人は一つの扉で止まる。女の人はここを開けていいよなどと言うような感じの手を動かしている。俺は扉に手をかけると笑顔になる。
「これからも人生に幸あれ」
彼女はここで初めて喋った。その声も容姿とあっている。美しい声でありまた、どこか凛とした声は俺は聞いた事がある。
扉を開けて俺は聞いてみたいことがある。だから、聞かなければならない。
「あの、あなたは...」
そう言おうとした瞬間、あの女の人は出口の方へ押して俺を出していく。彼女を掴もうとするとすり抜けて消えてしまった。
俺はいつの間にか寝ていたのか。真っ白な天井が俺の目には映った。薬の匂いがすることから多分、ここは、医務室なのか。
「俺はいつから寝ていたのか」
目を覚ましてからは俺は女の人のことを調べてみた。誰に聞いても分からないと言うが一人だけ知ってる人がいた。
「グルッペンさんは白い髪で赤色の瞳の凛とした声の人を知っているんですか。」
「あぁ、俺が知っているかぎりではかつては人間だった人だ。そしてお前のお母さんにあたる人だった。」
「俺の母さん。」
俺は母さんに見捨てられたと思っていたがなにか理由があるのか。だけども母さんは俺を見捨てる必要があるのか。
「お前の母さんはとある国の人体実験の成功により死者の国の巫女として死の世界にいる。あの人はかつては人間だったんだ」
そうグルッペンさんは言って何か一枚のメモを渡してくれる。そのメモに書かれた場所は美術館だった。俺は、美術館の中に入り。普通の絵画が沢山ある中で一つだけ異様な絵画があった。
それは俺が見たあの女の人そのものだった。なるほどな。かつては人間だった俺のお母さんか
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