おもちゃの国に着いた4人はまず、王様に会うためにお城を訪れることにした。
「凄い…トランプの国とは雰囲気が全然違うのね…!」
お城や、家などの建物はおもちゃのような可愛らしい物ばかりだった。
アリシアがキョロキョロと周りを見回す。
「ちゃんと前を見ないと危ないですよ」
クレールが呆れた表情で言う。
しかしアリシアは聞いていないのか、未だにキョロキョロとしていた。
「小さな子供みたいだ…はぁ…」
クレールが小さな声で呟いた。
その一方でアイスはつまらなさそうに歩いている。
「アイスお嬢様?」
ルミエールが声をかける。
「何?」
「どうかしたのですか?」
「私、おもちゃなんて買ってもらったことないから…」
アイスがそういうとルミエールは「なるほど…」と言って何処かへ行ってしまった。
(なんなのよ…あの人…)
「えっと…アイス様、でしたっけ」
クレールがアイスに話しかける。
「そうですけど…」
「大丈夫、ですか?」
「意味がわからないわ」
アイスは眉をひそめた。
クレールが何故そんなことを聞いてきたのかアイスにはわからなかった。
「大丈夫なら良いですが。まあ貴女の事なんて私には関係のないことですが」
(この人もなんなの…ムカつく…)
アイスはムッとした。
街中を見ていたアリシアはクレールがアイスの隣にいるのに気がついた。
(アイスと何を話してるのかしら?)
そしてルミエールがいないことにも気がついた。
「あら?ルミエールさんは?」
「知らないわよ…」
アイスは不機嫌な顔でそう答えた。

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