真夜中。
オズマンドが誰かと電話をしていた。
「ええ…はい…!」
オズマンドは誰にも聞かれていないかと周囲を警戒しながら電話を続けている。
「はい…はい…!わかりました…!必ずアイス様を勝利させてご覧に入れましょう…!ですから、その時には私めをトランプの国の大臣に…!ありがとうございます…!公爵夫人殿」
そういって電話を切った。
「なんとしてでもアイス様を勝たせなければ…。邪魔な国王はなんとか消したが…あの双子。ふん、まあいい。あんな子供に何が出来る…」
オズマンドの呟きは幸か不幸か誰にも聞かれずにいた。
オズマンドの企みを知る者は、夜空に浮かぶ月だけだった。

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