次の日の朝、アリシアとアイスは応接間に呼ばれた。
もちろんクレールとルミエールもいる。
オズマンドは今日も笑顔を浮かべている。
「えー…では、おもちゃの国での勝負ですが、ここ最近おもちゃの売り上げが伸びずに困っているのです。そこで売り上げを伸ばす方法を…」
オズマンドの話の途中で王子達が乱入して来た。
「そんなつまんない勝負なんてだめだってばー!」
「そうだよ!」
「カイル様レイル様!?(面倒なことになったぞ…!世話係のやつは何をしているんだ!)何故ここに!?」
「オズマンドさぁ、確かに僕達は小さいけど一応この国で決定権があるのは僕達だよ?」
「アリスの戦いなんて面白いこと、僕達が決めるしかないだろー?」
カイルとレイルがオズマンドに向かって言う。
オズマンドは慌てている。
「し、しかし…」
「うるさいなぁ、なあレイル。僕達が考えた勝負内容を発表してよ!」
「いいよカイル!えーでは、おもちゃの国での勝負内容はー…僕達を楽しませること!」
レイルが発表した内容にその場にいたカイルとレイル以外の人物はぽかーんとした。
「な、な、何をおっしゃるんですか…!勝手なことを言ってもらっては…!」
「オズマンドー?さっきも言ったけどこの国での決定権をもってるのは僕達だよ?」
「僕達が決めたんだからこれで決定なの!」
オズマンドは何も言えなくなってしまった。
(厄介なことを…!双子め…!)
「楽しませるってどうやって…」
アイスが言う。
カイルが馬鹿にしたような態度で言う。
「自分で考えたら?そんな調子じゃ勝つのはアリシアお姉ちゃんだろうけど」
「あの…!」
ルミエールが間に入ろうとしたがクレールがそれを止めて首を振った。
ルミエールは俯いた。
「いいわよ…やってやろうじゃない…!」
「そうこなくっちゃ、お姉さん?」
アイスとカイルの間に火花が散っているかのように見える。
「アイス落ち着いて…!相手はまだ子供よ?」
アリシアがアイスをなだめる。
「カイルーちょっと煽りすぎじゃない?」
レイルがカイルに言う。
「だってこいつなんかむかつく!」
「こいつって言ったわね…?子供のくせに!」
「そっちこそ子供だろ!」
アイスとカイルはほぼ同時に顔を逸らした。
「…アイスお嬢様も子供っぽいな」
「あはは…そうみたいだね…」
クレールとルミエールが小さな声で話す。
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