結局おもちゃの国での勝負は双子の王子を楽しませることになった。
期間は3日間。
1日目と2日目で違うペアを組んで遊び、最終日である3日目はくじ引きでペアを決めて遊ぶことになった。
1日目はアリシアとレイル、アイスとカイルになった。
2日目はその逆だ。
「じゃあ今日から3日間だからね」
「よーいスタート!」
こうして始まったのだが、果たしてどうなることやら。
早速アリシアとレイルは街へ繰り出した。
「何して遊びましょうか?」
「うーんと…そうだなぁ…」
「公園はあるかしら?」
「あるよ!…あんまり行ったことないけどね。ばあやがダメっていうからさ」
「そうなの?じゃあ公園へ行きましょう!」
「やったー!」
クレールは大きな溜息をついた後、何も言わずに2人の後をついていった。
クレールがついてくるのが気になったレイルはアリシアに耳元でひそひそと話しかけた。
「ねえお姉ちゃん。あの付き人さん、まいちゃおうよ」
「ええ!?」
「だってたぶんそっちの方が面白いことになりそうだよ」
アリシアは少し考えた後、レイルにこう言った。
「じゃあ今から鬼ごっこしましょう。クレールさんが鬼って事で」
レイルはアリシアの言葉ににっこりとした。
「じゃあよーい…」
レイルの掛け声にクレールは疑問を浮かべた。
一体何をするつもりなのかと。
「スタート!」
そしてその言葉を合図に走り出したアリシアとレイルを見て理解した。
「チッ…面倒だな…!」
クレールも2人を追いかけるために走り出した。
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