翌日
アリシアとカイルは釣竿を持っておもちゃ湖に向かった。
この国で作られたおもちゃの魚が釣れる場所で魚の中には番号が書かれたボールが入っている。
番号によって景品が違うらしく、何が貰えるのかはわからない、ちょっとした運試しが出来る場所である。
ちなみに魚は魔法がかかっているので本物のように動くのだ。
「私、魚釣りはしたことないのよ。カイルくん教えてくれる?」
「良いよ!おもちゃ魚釣るの得意だから!」
カイルはアリシアに笑顔で答えた。
クレールは2人の様子を静かに見ている。
「ねぇ、クレールさんもやらない?」
アリシアがクレールに尋ねる。
「いえ、私は」
クレールがやらないと言おうとしたが被せるようにカイルがこう言った。
「あーあクレールさんがやらないなら僕楽しめないかも〜。そしたらクレールさんのせいでお姉ちゃん負けちゃうね〜」
カイルは挑発するかのような表情でクレールを見ている。
「な…っ」
「どうする?」
クレールは内心苛立ちながらポーカーフェイスで答えた。
「わかりました。私も一緒にやります」

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