翌朝、アリシア、アイス、カイル、レイルは応接間に集まっていた。
もちろんクレールとルミエールも一緒に。
「今日はくじで決めようと思ってたんだけど、せっかくだからみんなで町に行こうよ」
「みんなでなんて楽しそうね!」
「屋台もあるし食べ歩きしようよ」
楽しそうにはしゃぐアリシア、カイル、レイルにアイスは戸惑っていた。
「お嬢様、どうしました?」
「なんでもないわ…」
「アイス、一緒に行きましょう!」
アリシアがアイスと手を繋ぐ。
「じゃあ僕はアリシアお姉ちゃんと繋ごうかな」
「じゃあ俺はお姉さんと」
「4人で繋ぐなんて危ないですよ」
クレールが嗜める。
カイルとレイルは知らんぷりした。
「まあ、良いじゃないか」
ルミエールは少し困り顔で言った。
クレールが苛立っているのがわかるからだ。
「今日はこの車で移動しようと思うんだけど、いい?」
そういってカイルは木でできたおもちゃの車を指さした。
精巧に作られており、ちゃんとドアが開くようになっている。
「これ…?」
「おもちゃの車ね!素敵ね、でもどうやって?こんなに小さいのに」
「まあ、見ててよ!」
そういうとカイルとレイルが同時に呪文を唱え始めた。
すると車は大きくなり、6人が乗れるくらいになった。
「凄いわ!」
「でしょー!」
「僕達の得意な魔法の1つなんだー!」
「そうなのね!私、まだ魔法はあまり上手く使いこなせなくて。カイルくんとレイルくんは優秀なのね!」
アリシアは目をキラキラさせて、アイスはまじまじと見ている。
「ところで、誰が動かすんです?」
クレールがカイル達に向かって聞いた。

26/33


前へ 次へ





小説topへ topへ