「もちろん僕達が魔法で!」
「さあ、乗って乗って!」
カイルとレイルは前の席に座った。
ルミエールはドアを開けるとアイスとアリシアを乗せた。
「さあ、お嬢様どうぞ」
「ありがとう…」
「姫様もどうぞ」
「ありがとう、ルミエールさん!」
クレールは溜息を吐いた。
「クレールも乗りなよ」
「ああ…」
全員乗ったのを確認するとカイルとレイルは再び呪文を唱えた。
呪文を唱え終わった途端車がゆっくり動き出した。
そして、だんだんと速くなっていった。
「ちょっと…!」
「舌噛むかもしれないから喋らないでね!」
物凄いスピードで車が走り出した。
町についたが、カイルとレイル以外はぐったりしていた。
「やっぱ速いと楽しいな」
「そうだねカイル」
「次はもっと速くなるように工夫してみようか」
「ちょっと!あれ以上早いと危ないと思うんだけど!」
アイスが2人に言う。
「大丈夫大丈夫、ちゃんと専用の場所で走るから」
カイルがヘラヘラ笑って言う。
「そういう問題じゃ…!それに貴方達まだ6歳でしょう!?」
「お姉さん心配してくれるんだー?」
「そ、そうよ…」
「はぁ…お二人ともそこまでにしてください」
キリがないと思ったのかクレールが口を挟んだ。
「そうですね、それにほら。ちょうどお祭りがやってるみたいですし楽しみましょう」
ルミエールが微笑んでいう。
「まあ…!」
アリシアは目を見開いたあと、嬉しそうに笑った。
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