6人で一緒に屋台を回ることにした。
食べ物の屋台もたくさん並んでいるが、おもちゃの国だからかくじや的当て、射的に輪投げ等のおもちゃが景品のゲームも多かった。
「しかし…」
クレールが考え込んでいる。
それに気付いたカイルがクレールに聞く。
「どうしたのクレールさん?」
「国王が亡くなったというのに祭りなんて…」
カイルはあー…と言った後こう続けた。
「実はさ、他国だけじゃなくて国民にも知らせてないんだよね。だからみんな知らないのさ。
しかも今日は国の記念日だからね、知ってても開催してたと思うよ」
「何故、知らせてないのですか」
「んー…それは…」
カイルは目を逸らしながら何かを言おうとしたがそれは悲鳴によって遮られた。
「行こう」
「ああ」
カイルとレイルは走り出した。
アリシアもその後に続いたのでクレールが慌てて追いかけた。
アイスは少し迷った後にみんなを追いかけようとしたが、ルミエールに止められた。
「1人では危険です」
「でも…、でも…」
「私と行きましょう、私もみなさんが心配ですから」
ね?と微笑むルミエールにアイスは頷いた。
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