町の人たちが逃げてくる方向を見ると巨大なぬいぐるみが暴れていた。
「なんなのアレ…!」
アリシアは心底驚いた顔をした。
「僕達もあんなの初めて見た」
「と、とりあえず町の人たちを避難させないと…!」
「僕達が来た道を戻って右に曲がった先にに噴水広場があるからクレールさんとお姉ちゃんで町の人たちをお願い」
「で、でもカイルくんとレイルくんが…!」
「魔法で時間稼ぎくらいならできるよ!任せてよ」
そういうとカイルとレイルは巨大ぬいぐるみに向かっていった。
「何よあれ…!」
「アイス!一緒に町の人たちを避難させましょう!」
「わ、わかったわ…!」
アリシアとアイスは大きな声で噴水広場に向かうように言いながら走り回った。
クレールとルミエールも一緒に。
「おーいそこのでっかいのー!僕達が相手だぞー!」
「お前なんかに町を壊させてたまるか!」
カイルとレイルはそう言った後に呪文を唱えて攻撃を仕掛ける。
巨大ぬいぐるみは暴れるのをやめ、2人の方を見た。
そして、雄叫びを上げた後に2人に向かってパンチを繰り出した。
「遅い遅い!」
「そんなんで僕達に当たると思ったの?」
そんな様子を陰から見ている人物がいた。
「そのままあの忌まわしい双子を亡き者にしてしまえ」
オズモンドだ。
結論を言うと、巨大ぬいぐるみを召喚したのはオズモンドである。
ジョーカーに渡されたカードを使って何かを呼び出した。
その何かが近くにあったぬいぐるみに入り込み巨大化したのだ。
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