「なんだかおかしな猫だったわね!
(クンクン)
あら?なんだかいい匂いがするわ…」
アリシアが鼻でくんくん嗅ぎながら言う。
「もうすぐでおかしの国ですね」
ルミエールもなんだか嬉しそうだ。
「どうして貴方まで嬉しそうにしているの?」
アリスがルミエールに聞くと、
「お嬢様が嬉しいと僕まで嬉しいのです」
ルミエールはとびきりの笑顔を見せる。
「眩しすぎるわ」
アリスはそう呟き、ルミエールから視線を逸らしてまた書と睨めっこを始めた。
お菓子の甘い香りが4人を包み込んでいく。
だいぶ歩き、4人の目に飛び込んできたのは、大きなケーキの山とチョコレートが流れる川、クッキーで出来た家が立ち並んでいて、所々でお茶会を楽しむ動物たちや貴族たちの姿が。
「まあ素敵!とても可愛らしい国ね!」
アリシアのキラキラオーラがさらに倍増した。
「おかしの城はあれかしら!」
とアリシアが指をさしたその先。
何層も積み重なったスポンジケーキと周りがマカロンやマシュマロ、クッキーで囲まれてできたお城のようなものが見えてきた。
「恐らく、あれが城のようですね」
クレールが口を開いた。
「可愛らしい城ですね」
ルミエールもにこにこしながら続けた。
「待って、あれは何かしら」

アリシアが目を止めた先は…

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