お城に着くと、さらに甘い香りが4人を包み込んだ。
すると何やら星の形をした角砂糖が目の前でコロコロと転がってきたのだ。
「待て〜〜!」
それを追いかける…
スプーン…?
「君はこの城の門番か」
クレールが聞くとぴたりと角砂糖を追いかけていたスプーンが止まった。
「貴様は何者だ!」
スプーンが顔をこちらに向けてしかめている。
全然怖くはない。
「私たちはトランプの国からやって参りました。アリシアと申します」
アリシアはお辞儀をした。
「トランプの国…?もしかして…お嬢様方?
これはこれは大変失礼なことを…!」
スプーンは頭を曲げて膝をついてるかのように柄を地面につけた。
「いいのよ。顔をあげてちょうだい」
アリシアはスプーンに言うとスプーンは顔をあげた。
「私はアイスよ。ところであの角砂糖追いかけなくていいの?あんなところまで行ってしまったわよ」
「あ〜…。しかし、お嬢様方にみっともない姿を…。今から姫様のお茶会があるのです。それに必要な角砂糖なのですが、逃げ出してしまって…」
スプーンがおどおどしている。
「姫様ってアプリコット姫のこと?」
アリシアが続ける。
「そうです!」
「そうだったの。角砂糖はあれだけしかないの?」
「あの角砂糖は姫様の為に特別に作られた角砂糖で在庫が切れてしまって…
あ〜〜時間がないのに!」
スプーンが頭を抱えている。


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