04.死者の森調査報告書
死者の森に住む鳥の獣人の始末完了。
保護された子供は施設への引き渡し完了。
回収された獣人の死体には弾痕が5つほどと心臓を貫くように刺された穴が一つ。
他輸送時についたであろうかすり傷等がいくつか見られた。
血の色は黒。骨や肉は生物となんら変わりない。
特に特殊な細胞や構造はしていなく、特筆するような物はなし。
他、獣人が息絶えてすぐに森が燃えたという報告が上がっており、現在は跡形もなく燃え尽きている模様。
また、獣人は森の境界線まで顔を出していたようでその際に救出と始末を決行。
森に住んでいたであろう魔物たちは逃げる様子もなかったため、森で焼死したと思われる。
救出された子供は何やら獣人を庇うような行動をとったとされるが、恐らく洗脳或いは催眠のようなものがかけられていたと思われる。
現在は獣人と引き離し落ち着きを取り戻している。
森は燃えてしまっているため他に子供が居ないかなどは確認が不可能とされ、調査は打ち切り。
被害は特になく、無事完了したと言える。
以上
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