潜在記憶

 ドタドタと慌ただしく戻ってきたのは、ハミィとコタローだった。
 
 おかえりい〜とにこやかに出迎える司令だったが、2人の表情を見て、ハッとした。
 
 「大変!」
 
 「ラッキーが……!」
 
 その言葉を聞いた途端、いてもたってもいられずメインルームを飛び出した。
 
 何故かは分からない。
 
 
§

 
 「ラッキー!」
 
 エントランスに出ると、ガルがラッキーを介抱していた。
 
 「ラッキーのやつ、シャルがいるからって無茶しやがったガル……!」
 
 「ありがと、ガル。 もう、ラッキーったら! 大体貴方は昔から! ………………昔から?」
 
 昔?
 
 自分でも何故そんな言葉が出てきたのか分からない。
 
 「と、とにかく医務室へ!」

//2018.04.30[back]