慈愛に満ちて


3-1



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それからまた数日経った後。


今日もまた本社に来てマネージャーさんと打ち合わせをしていた。



あの日からの不破さんからの連絡は

「俺に甘えて欲しいとは言ったけど他に甘えて欲しくないとかそういうのでは無い!!いや俺に1番甘えて欲しいけども」

と弁解のLINEが送られてきて
ああ、この人は本当に優しい人だと思い、笑いが漏れた。




それからの連絡は

「今日の晩御飯!俺が作った!」と天津飯が送られてきたり、

「外寒すぎん?手ぇはにかんどるんやが」とか、他愛もないLINEが送られてきている。


手がはにかむ、、、???と思いながらも、
私も他愛もない返事をし、会話を続けている。




本社の打ち合わせがお昼休憩で一旦終了となり、本社内を歩いていた所で「あれ?」と声が聞こえた。






「澄晴さん、打ち合わせですか?」



『あ、剣持、先輩』



振り向いたら剣持先輩がいた。先輩も打ち合わせできているのだろうか。



『打ち合わせで、今はお昼休憩です。剣持先輩は?』



「僕も同じく打ち合わせ中のお昼休憩です。僕まだ食べてないんですけど、澄晴さんなんか食べました?」



『まだ食べていないんです。剣持先輩は何を食べるかもう決めていますか?』


「もう簡単に済ませちゃおうとファーストフード行こうと思ってます。……一緒に行きますか?」


『い、いいんですか』


「はい、嫌じゃなければ」



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